AirPodsが登録できないとはどういう状態か?
AirPodsの「登録できない」とは、iPhoneやiPad、Androidスマートフォン、PCなどにBluetooth接続を試みてもペアリングが完了せず、利用できない状態を指します。デバイスの一覧に表示されない、もしくは表示されても接続できない場合も含まれます。本記事では、AirPodsが登録できないときの主な原因とその対処法を機種別に解説します。
AirPodsが登録できない主な原因
AirPodsが登録できない場合、以下のような原因が考えられます。
- Bluetoothの通信不良
- AirPodsが他のデバイスと接続中(マルチペアリング未対応)
- AirPodsのペアリングモードに入っていない
- ケースまたは本体のバッテリー不足
- ファームウェアやOSの不具合
- AirPodsの故障または接触不良
原因を切り分けながら対処することで、再登録できるケースが多数です。
iPhone・iPadに登録できない場合の対処法
1. Bluetoothがオンになっているか確認
「設定」>「Bluetooth」で、Bluetoothがオンになっていることを確認します。
2. 登録済みのAirPodsを削除
- 「設定」>「Bluetooth」を開く
- AirPodsの横の「i」マークをタップ
- 「このデバイスの登録を解除」を選択
3. AirPodsをペアリングモードにする
- AirPodsをケースに入れて蓋を開けたままにする
- ケース背面のボタンを約15秒間長押し
- 白いランプが点滅したらペアリングモード
4. iPhoneと再接続
iPhoneに「AirPods」が表示されたら「接続」をタップして再登録を完了させます。
Androidスマホで登録できない場合の対処法
- AirPodsをペアリングモードにする(前項と同じ手順)
- Androidの「設定」>「Bluetooth」を開く
- 「新しいデバイスを追加」や「ペア設定するデバイス」を選ぶ
- 一覧に表示された「AirPods」をタップして接続
AirPodsはApple製品以外では自動ポップアップが表示されないため、手動でのペアリングが必要です。
Windows PCで登録できない場合の対処法
Windows環境ではBluetooth機能のバージョンやドライバによって登録できないことがあります。
対処法
- 「設定」>「デバイス」>「Bluetoothとその他のデバイス」を開く
- Bluetoothがオンであることを確認
- 「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」>「Bluetooth」を選択
- AirPodsのペアリングモードを有効にし、一覧に表示されたら選択
ドライバが古い場合は、Windows Updateを通じてBluetoothドライバを更新してください。
AirPodsがペアリングモードにならない場合の対応
ペアリングモードに入らない場合は、以下の点を確認してください。
- AirPodsがケースにしっかり入っているか
- ケースのバッテリーがあるか(LEDが点灯するか確認)
- ケース背面ボタンが15秒間押されているか
それでも白点滅しない場合は、AirPodsやケースに物理的な故障がある可能性があります。
AirPodsが登録済みの別デバイスに自動接続されている場合
AirPodsはマルチポイント接続に非対応で、別のApple IDや端末に登録された状態で自動接続されることがあります。以下の対応が有効です。
- 元の端末のBluetoothをオフにする
- iCloud「探す」機能でAirPodsを削除(Apple製品のみ)
- AirPodsを初期化(ペアリング解除後にリセット)
AirPodsが登録できない状態が続く場合の対応
上記の対処法を試しても登録できない場合は、以下を確認します。
- iOSやAndroid OSが最新バージョンか
- AirPodsのファームウェアが自動更新されているか(iPhoneと接続中に自動更新)
- 物理的な破損や水濡れの有無
初期不良や故障の可能性がある場合は、Appleのサポート窓口で診断を依頼してください。
保証とサポート情報
- Apple製品は購入から1年間の製品保証あり
- AppleCare+ for Headphones加入で過失故障にも対応可能
- AirPods片耳の交換費用:AirPods Pro(第2世代)で14,800円(税込、2025年6月時点)
まとめ:AirPodsが登録できないときは接続環境と手順を丁寧に確認
AirPodsが登録できない問題は、Bluetooth接続の不具合や設定の見落とし、ペアリング手順の誤りなどが原因のことが多く、正しい手順で対処すれば解決できる場合がほとんどです。複数の機器で登録ができない場合は、物理的な不具合の可能性も考慮し、Appleサポートを利用して早めに診断を受けることが推奨されます。

