AirPodsの電源がつかないとはどういう状態か?
AirPodsに「電源ボタン」は存在しませんが、ユーザーからは「電源がつかない」「反応しない」といった表現でトラブルが報告されます。具体的には以下のような症状を指します。
- AirPodsを耳に装着しても反応がない
- 充電ケースを開けてもインジケーターランプが点灯しない
- iPhoneや他の端末に認識されない
- 長押ししてもリセットできない
これらの現象は、AirPods本体または充電ケースのどちらか、または両方の電源供給・制御に異常があることを示唆しています。
原因1:AirPods本体のバッテリー切れ
最も多い原因は、AirPodsの内蔵バッテリーが完全に放電されているケースです。AirPodsのリチウムイオン電池は、数日間使用しないだけでも自然放電することがあります。
対処法
- AirPodsを充電ケースにしっかりと収納する
- ケース自体が充電されていることを確認する
- 少なくとも15〜30分間充電する
一定時間充電後も反応がない場合は、ケースまたは本体に別の問題がある可能性があります。
原因2:充電ケースのバッテリー切れまたは故障
AirPodsは単体では充電できず、必ずケースを介して充電が行われます。ケースのバッテリーが切れている、または故障していると、AirPods本体に電源が供給されません。
対処法
- 充電ケースをLightningケーブルで直接充電する
- 充電中にケースのインジケーターランプが点灯するか確認
- 点灯しない場合はケーブルや電源アダプタを別のものに変えて試す
ケーブル・アダプタ・ケースのいずれかに不具合があると、電源供給が正常に行われません。
原因3:AirPodsの接続が端末側で認識されない
AirPodsの電源が入っていたとしても、iPhoneやiPad・Macなどの端末に認識されない場合、「つかない」と誤認されることがあります。
対処法
- Bluetoothがオンになっているか確認
- AirPodsの登録を一度解除し、再接続
- 再接続手順:設定 → Bluetooth → AirPods横の「i」 →「このデバイスの登録を解除」→ ケースを開けて再ペアリング
OSバージョンの不一致やバグが原因で接続不良になることもあるため、iOSやmacOSは常に最新に保つことが推奨されます。
原因4:AirPods本体が故障している可能性
物理的な損傷や長期使用による劣化によって、AirPods本体が起動しなくなるケースもあります。
確認ポイント
- 左右どちらか片耳だけ反応しないか
- 過去に水没や落下があったか
- バッテリーの持ちが極端に悪くなっていないか
片耳のみの故障であれば、もう片方で反応するかを確認することで切り分けが可能です。
原因5:リセット操作が正しくできていない
AirPodsのリセット操作は、タイミングや手順に誤りがあると成功しません。
正しいリセット手順
- AirPodsをケースに入れて蓋を閉じ、30秒待つ
- 蓋を開けて背面ボタンを15秒以上長押し
- インジケーターランプが白点滅するまで待つ
これでも白点滅しない場合、ケースまたはAirPods本体が正常に動作していない可能性が高くなります。
Appleサポートへの相談が必要なケース
以下のいずれかに該当する場合、ユーザー側では解決が難しいため、Apple正規サービスプロバイダまたはApple Storeでの診断・修理が必要です。
- 充電しても全く反応がない
- リセット操作が不可能
- 落下・水没後から電源が入らなくなった
- 保証期間内である(AppleCare+含む)
AppleCare+に加入している場合、過失による破損でも一定のサービス料で修理・交換が可能です。未加入の場合でも、バッテリーサービスや片耳ごとの交換が用意されています。
まとめ:AirPodsの電源がつかないときは段階的に原因を特定
AirPodsの電源がつかない原因は、バッテリー切れ・接続不良・本体またはケースの故障など複数考えられます。以下の流れで原因を絞り込むと、スムーズに対処できます。
- AirPods本体とケースを十分に充電する
- 充電器やケーブルの異常を確認
- 端末との接続状況を見直す
- リセット操作を試す
- 物理的破損の有無を確認する
- Apple公式サポートへ相談する
一時的な不具合であればユーザーの操作で解決できる場合も多いため、まずは落ち着いて各項目をチェックすることが重要です。
 
  
  
  
  




