AirPodsが充電されないときの基本チェックポイント
AirPodsが充電されないというトラブルは、第一世代からPro、Maxにいたるまで、モデルを問わず発生することがあります。まずは基本的なチェック項目を整理しておきましょう。
- 充電ケースのバッテリー残量を確認
- Lightningケーブルや充電器に異常がないか確認
- AirPodsがケースに正しく収まっているか確認
- 充電ケースの充電端子やAirPodsの接点にゴミ・汚れがないか確認
基本的なポイントを押さえることで、物理的な問題が原因かどうかを切り分けできます。
AirPods側の問題が原因で充電できないケース
AirPods本体に原因がある場合、以下のような症状が見られます。
- 片方のAirPodだけが充電されない
- 装着していない状態でも発熱している
- 充電ケースに入れてもLEDインジケーターが反応しない
こうした場合、AirPods内部の接触端子に不具合があるか、ソフトウェアの異常が疑われます。ファームウェアは自動更新される仕様のため、ユーザー側で操作する手段は基本的にありません。
充電ケースが原因の場合
AirPodsが充電されない場合、多くは充電ケースのバッテリーや端子不良が関係しています。以下のポイントを確認しましょう。
- 純正のLightningケーブルと充電アダプターを使用しているか
- ワイヤレス充電パッドを使用している場合、出力がAirPodsに対応しているか
- 充電端子に異物(ホコリ・皮脂・水分)が付着していないか
なお、非純正のケーブルや充電器では正しく充電できない場合があります。Apple認証(MFi)を受けたアクセサリの使用が推奨されています。
接点のクリーニングで改善する場合も
意外と見落としがちなのが、AirPodsとケースの接点の汚れです。次のような方法で清掃できます。
- 乾いた綿棒でAirPodsの金属接点を軽く拭く
- ケース内部の金属端子も丁寧に清掃
- エアダスターなどでホコリを吹き飛ばす
水分やアルコールを使用すると内部故障の原因になるため、使用は避けましょう。
AirPodsが充電されない状態が続く場合の対応
クリーニングやケーブルの見直しでも改善されない場合、以下のような対処が有効です。
- AirPodsをリセットして再接続
- iPhone・iPad側のBluetooth設定を初期化
- 別のAppleデバイスとペアリングしてみる
リセット方法は以下の手順で行います。
- AirPodsをケースに入れて蓋を閉じ、30秒以上待機
- 蓋を開けたまま、ケース背面のボタンを15秒ほど長押し
- LEDランプがオレンジから白に点滅したらリセット完了
その後、iPhoneのBluetooth設定から「AirPods」を削除し、再度接続してください。
バッテリーの劣化による充電不可
長期間の使用により、AirPods本体または充電ケースのバッテリーが劣化している可能性もあります。AppleはAirPodsのバッテリー寿命を公式には公表していませんが、おおよそ1~2年程度で性能が低下しはじめるとされています。
Appleサポートでは「バッテリーサービス」という有料の交換対応がありますが、モデルや保証状況によって費用が異なります。
Appleサポートへ連絡する前に
上記すべての手順を試しても解決しない場合は、Apple公式のサポートページまたはApple Storeへの問い合わせを検討しましょう。その際は以下の情報を整理しておくと対応がスムーズです。
- AirPodsのモデルと購入時期
- 症状が起きた日とその内容
- 試した対処法の一覧
保証期間中であれば、無償交換や修理の対象となることもあります。保証の有無はAppleの公式ページから確認可能です。
 
  
  
  
  

