iPadのモデル確認が必要な理由
iPadには複数のモデルが存在し、外見が似ているものも多いため、正確に自分のiPadモデルを把握することは重要です。アプリやアクセサリの対応可否、iPadOSのアップデート対応状況、修理や下取りの際にモデル情報が必要になることがあります。
モデル確認の代表的な方法
iPadのモデルを確認する方法は複数ありますが、以下の3つが代表的です。
- 設定アプリから確認する
- 背面の型番を確認する
- Appleの公式サポートサイトでモデル番号を照合する
方法①:設定アプリからiPadのモデル番号を確認
もっとも簡単な確認方法は「設定」アプリを使う方法です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「モデル番号(Model Number)」を確認する
ここで表示されるモデル番号は、Aから始まる4桁の英数字(例:A2270)です。「部品番号(例:MYLD2J/A)」とは別物なので注意が必要です。
方法②:iPad本体の背面から型番を確認
iPadの背面下部には、細かい文字で型番が記載されています。「Model AXXXX」という表記があり、設定アプリで確認できる番号と一致します。背面に印刷された型番は、電源が入らない場合や初期化されている状態でも確認できます。
方法③:Apple公式ページでモデル番号を照合する
モデル番号が分かったら、Appleの公式サイト「iPadモデルの識別」にアクセスし、Aから始まる型番を照合することで、具体的なモデル名と発売年、ディスプレイサイズなどが分かります。2025年6月時点での主なモデル番号例は以下の通りです。
| モデル番号 | 製品名 | 発売年 |
|---|---|---|
| A2270 | iPad(第8世代) | 2020年 |
| A2602 | iPad(第9世代) | 2021年 |
| A2757 | iPad(第10世代) | 2022年 |
| A2316 | iPad Air(第4世代) | 2020年 |
| A2588 | iPad Air(第5世代) | 2022年 |
| A2436 | iPad Pro 11インチ(第4世代) | 2022年 |
※上記は一例であり、その他のモデルも多数存在します。Apple公式ページでの照合が確実です。
よくあるモデル名の混同と注意点
iPadは「世代」で区別されることが多いですが、「iPad Air」や「iPad mini」などのサブブランドとの混同も多いため、正式なモデル番号で照合することが推奨されます。特に中古で購入した場合や譲渡された端末では、箱や製品名だけでは正確に判断できない場合があります。
モデル番号とスペックの関係
モデル番号が同じでも、ストレージ容量や通信方式(Wi-Fiモデル / Wi-Fi + Cellularモデル)によって製品のスペックは異なります。たとえば、iPad(第10世代)には64GBと256GBがあり、型番末尾や製品番号は異なるものの、モデル番号は同じ「A2757」として扱われます。
iPadOSの対応状況を確認するためのモデル識別
モデルの識別は、最新のiPadOSへのアップデート可否を判断するためにも重要です。Appleは古い機種へのサポートを段階的に終了するため、モデルが分かれば対応バージョンの確認も可能です。例として、iPad(第5世代)はiPadOS 16以降は非対応となっています(2025年6月現在)。
Appleサポートに問い合わせる場合もモデル確認は必須
Appleのサポート窓口に問い合わせる際も、モデル番号の提示が求められます。修理・保証・交換などの手続きには正確な識別情報が必要です。シリアル番号から製品情報を確認するサービスも提供されていますが、モデル番号が分かれば事前に多くの情報を得られます。
まとめ:iPadのモデル確認は設定と背面で確実に行える
iPadのモデルを確認するには、「設定」アプリまたは本体背面の型番を確認し、それをAppleの公式サイトで照合するのが確実です。モデル情報は、アクセサリやOSアップデート、修理対応の可否などに直結するため、iPadを活用する上で基本的かつ重要な知識となります。
自分のiPadがどのモデルか把握しておくことで、より適切な使い方や管理が可能になります。


