iPadの機種確認が必要な理由とは?
iPadには複数のモデルが存在し、世代ごとに性能や機能、アクセサリの互換性が異なります。アプリの対応状況、アクセサリ購入、OSアップデート、下取り・売却などの場面で、自分のiPadの正確な機種を把握しておくことは重要です。特に「iPad(第○世代)」という表記は本体には記載されておらず、モデル番号などから確認する必要があります。
iPadの機種を確認する主な方法
iPadの機種を調べる方法は複数ありますが、最も正確かつ簡単な方法は設定画面から「モデル番号」を確認することです。
方法1:設定画面から確認する
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「モデル番号」を確認
この時、最初に表示されるのは「MLXW3J/A」のような製品番号で、タップすると「A◯◯◯◯」形式のモデル番号(例:A2197)が表示されます。この「A」から始まる番号を使って、どのiPadモデルかを特定できます。
方法2:本体背面から確認する
iPadの背面下部には小さな文字でモデル番号が記載されています。
- 例:「Model A2197」などと記載
この方法でもモデル番号がわかりますが、小さくて見づらい場合もあります。
方法3:購入時のパッケージや保証書
購入時の箱や保証書にもモデル番号やモデル名が記載されていることがあります。ただし、iPadの実機と一致しない場合もあるため、できる限り本体設定からの確認が推奨されます。
モデル番号と対応するiPadの一覧
以下は代表的なモデル番号と、それに対応するiPadの世代・種類です(2025年6月時点の情報に基づく)。
| モデル番号 | iPadモデル名 | 発売年 |
|---|---|---|
| A2197 / A2200 / A2198 | iPad(第7世代) | 2019年 |
| A2270 / A2428 | iPad(第8世代) | 2020年 |
| A2602 / A2604 | iPad(第9世代) | 2021年 |
| A2696 / A2757 | iPad(第10世代) | 2022年 |
| A2588 / A2589 | iPad Air(第5世代) | 2022年 |
| A2377 / A2459 | iPad Pro 11インチ(第3世代) | 2021年 |
| A2436 / A2764 | iPad Pro 12.9インチ(第6世代) | 2022年 |
| A2567 / A2568 | iPad mini(第6世代) | 2021年 |
Apple公式サイトでは、さらに詳細なモデル番号の一覧が公開されています。
モデル名と世代名の違いに注意
Appleは公式に「iPad(第10世代)」や「iPad Air(第5世代)」といった呼称を用いていますが、設定画面には世代名は表示されません。表示されるのは「モデル番号(Axxxx)」と「モデル名(iPad Proなど)」のみであり、正確な世代を知るには対応表などを参照する必要があります。
IMEIやシリアル番号との違い
モデル番号とは別に、「シリアル番号」「IMEI(セルラーモデルのみ)」も設定画面に表示されます。これらは機種識別とは異なり、製造個体に固有の情報です。保証確認やサポート時には必要となりますが、モデル名を特定するには「モデル番号」が最も有効です。
iPadの型番(製品番号)から機種を特定できるか
「MLXW3J/A」などの製品番号は、ストレージ容量や販売地域、カラーなども含まれているため、Apple公式の製品仕様検索ページ(Tech Specs)で確認する必要があります。ただし一般には、モデル番号(Axxxx)を基に識別する方が容易です。
中古購入や下取り時の確認ポイント
中古でiPadを購入したり、下取りや売却を行う場合は、以下のポイントも確認しましょう。
- モデル番号と世代が一致しているか
- Wi-Fiモデルかセルラーモデルか(見た目で判別困難)
- IMEI番号やシリアル番号の一致(箱や保証書と照合)
これらの情報が一致していない場合、保証対象外となる可能性があります。
まとめ:モデル番号で正確にiPadの機種を特定する
iPadの機種を確認するには、設定画面からモデル番号(Aから始まる番号)を確認するのが最も正確で簡単な方法です。世代やモデルによって性能や対応アクセサリが異なるため、用途に応じて正しく把握しておくことが重要です。
特に周辺機器の選定や下取り、修理依頼時には正しい機種名の把握が不可欠です。迷ったときはApple公式のサポートページや製品仕様ページも活用しましょう。



