はじめに:iPadの世代確認が必要な理由
iPadはこれまでに複数のモデルと世代がリリースされており、見た目が似ているため、どの世代のiPadを使っているのか分からなくなることがあります。世代を正しく把握することで、iPadに対応するOSバージョン、アクセサリ、修理・下取りなどの判断に役立ちます。本記事では、iPadの世代を確認する方法を事実に基づいて解説します。
1. 設定アプリから世代を確認する方法
もっとも手軽にiPadの世代を確認するには、「設定」アプリを利用します。以下の手順でモデル番号を取得し、Appleの情報と照合することで、世代を特定できます。
設定アプリでの確認手順
- iPadの「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 「モデル番号」を確認
「モデル番号」は「Aから始まる4桁の番号(例:A1893)」です。アルファベットと数字の組み合わせが正しいモデル識別情報になります。
「モデル番号」が表示されない場合
初期状態では「型番(例:MQ6K2J/A)」が表示されていることがあります。その場合、番号を1回タップすると「Aから始まるモデル番号」が表示されます。
2. モデル番号から世代を判別する方法
取得したモデル番号をもとに、Appleの公式サポートページまたは信頼できるデータベースと照合することで、iPadの世代を特定可能です。
代表的なモデル番号と対応世代の一例(2024年6月時点)
- A1474:iPad Air(第1世代)
- A1822:iPad(第5世代)
- A2197:iPad(第7世代)
- A2316:iPad Air(第4世代)
- A2377:iPad Pro 11インチ(第3世代)
- A2696:iPad(第10世代)
上記は一部であり、Appleは継続的にモデルを更新しています。必ず最新の情報はApple公式サイトで確認してください。
3. 外観から世代を見分けるポイント
iPadの外観からもある程度世代を推測することができます。以下に代表的な識別ポイントを紹介します。
ホームボタンの有無
- ホームボタンあり:iPad(無印)、iPad Air(第3世代以前)、旧世代のiPad mini
- ホームボタンなし:iPad Pro、iPad Air(第4世代以降)、iPad mini(第6世代)
Face ID搭載モデル
- Face IDを搭載しているのは、iPad Pro 11インチと12.9インチ(第3世代以降)のみ
コネクタの形状
- Lightning端子:iPad(第9世代まで)、iPad mini(第5世代まで)
- USB-C端子:iPad Pro(全世代)、iPad Air(第4世代以降)、iPad(第10世代)、iPad mini(第6世代)
4. iTunesやFinderで確認する方法
PCと接続した際に、iTunes(WindowsまたはmacOS Mojave以前)またはFinder(macOS Catalina以降)を使ってiPadのモデル情報を確認できます。
確認手順
- iPadをLightningまたはUSB-CケーブルでPCに接続
- iTunesまたはFinderを起動
- 接続されたiPadの概要画面に表示される「モデル識別子」や「シリアル番号」から照合
ただし、ここでは「iPad11,6」などのモデル識別子が表示されるため、別途インターネットで対応するモデルを調べる必要があります。
5. 本体背面の刻印で確認する方法
iPadの本体裏側(背面)にも小さな文字でモデル番号が刻印されています。照明の下でよく見ると「Model AXXXX」と記載されています。
本体が故障していて電源が入らない場合や、設定アプリにアクセスできない場合は、この方法が有効です。
6. iPad世代を確認する際の注意点
- 中古品やリファービッシュ製品では、本体と箱に記載されたモデルが異なる場合がある
- Apple Store以外での購入時には、型番やシリアル番号が正規のものであるか確認が必要
- 設定画面の情報と本体裏の情報を照合することで誤認を防げる
まとめ:正確なモデル番号確認が最も確実
iPadの世代を確認するには、「設定」アプリの「情報」からモデル番号を取得する方法が最も確実です。加えて、背面刻印やiTunes接続による確認も補助的に有効です。モデル番号を取得したら、Apple公式サイトや信頼できるモデル一覧と照合することで、正確な世代の特定が可能になります。iPadの活用や売却、アクセサリ選びにおいて、正しい世代情報は不可欠です。定期的に確認し、最新の情報と照らし合わせましょう。


