iPadでひらがな入力を行うには？基本の操作を解説
iPadで「ひらがな入力」を行いたいというニーズは、子ども向けの教育用途から、ローマ字に不慣れなユーザーの使用まで幅広く存在します。この記事では、iPadにおけるひらがな入力の設定方法、入力スタイルの種類、各操作の手順を事実に基づいて詳しく解説します。
ひらがな入力の主な種類と用途
iPadでは複数の方法でひらがな入力が可能です。以下は代表的な入力方法です。
- フリック入力（かなキーボード）：日本語かなキーボードを使用した一般的なスマートフォン形式の入力。
- 手書き入力：Apple Pencilまたは指を使って手書きで入力。
- 音声入力：マイク機能を利用して、話した言葉をテキスト化。
これらの機能は、iPadOSに標準搭載されており、特別なアプリを使わなくても利用可能です。
日本語かなキーボードを有効にする方法
もっとも一般的な「ひらがな入力」は、日本語かなキーボードを使用する方法です。以下の手順で設定できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」をタップ
- 「日本語」→「かな」を選択
追加後、キーボードの地球儀アイコンをタップすることで、日本語かなキーボードに切り替えられます。
手書きでひらがなを入力する方法
iPadでは「Scribble（スクリブル）」機能を使って、Apple Pencilで手書き入力が可能です。ただし、この機能は英語に最適化されており、日本語の手書き入力には対応していないため、App Storeで以下のような日本語手書きキーボードを導入する必要があります。
- mazec（MetaMoJi）
- 7notes（手書き入力対応）
これらをインストールした上で、設定の「キーボード」から有効にすれば、手書きによるひらがな入力が可能になります。
音声でひらがなを入力する方法
iPadには標準で音声入力機能が搭載されています。使い方は以下の通りです。
- キーボード表示中にマイクのアイコンをタップ
- ひらがなで話す（例：「こんにちは」）
- 自動的にテキストとして変換される
音声認識はSiriとは別の入力機能であり、インターネット接続が必要です。認識精度は使用環境により変動します。
ひらがな入力におけるオート変換の注意点
日本語キーボードを使用すると、文字入力時に自動で漢字への変換候補が表示される仕様になっています。ただし、ひらがな入力だけを希望する場合は、以下の方法で制御が可能です。
- 変換候補の「ひらがな」を都度選択する
- アプリや入力欄によっては変換なしで入力確定できる
なお、iPadOSには「変換候補を常にひらがなに固定する」といったシステムレベルの設定はありません（2025年6月時点）。
子ども向けのひらがな入力設定
子どもがiPadを使ってひらがなを入力する場合は、以下のような設定やアプリを活用すると安心です。
- キーボードを「かな」に固定：他言語への切替を制限するには「スクリーンタイム」機能で制御可能。
- アプリ例：ひらがなタイピング練習：「かなトレ」や「ひらがなパズル」など、入力練習ができる教育アプリが充実。
Apple純正のスクリーンタイム機能を使えば、特定アプリのみの使用許可やWeb制限なども設定可能です。
外部キーボード使用時のひらがな入力
iPadに外部キーボードを接続している場合でも、かな入力は可能です。ただし、外部キーボードでは以下の点に注意が必要です。
- 日本語配列（JIS）の物理キーボードであること
- 設定アプリで「ハードウェアキーボード」→「かな入力」を選択する必要がある
US配列のキーボードでも使用は可能ですが、かな入力との対応が複雑になるため、ローマ字入力を前提とした設定が一般的です。
まとめ
iPadでひらがな入力を行う方法は複数あり、日本語かなキーボードを設定することで簡単にフリック入力が可能になります。手書きや音声入力も目的に応じて利用でき、外部キーボードを使用する場合は設定に注意が必要です。子ども向けには制限機能や練習アプリも活用し、使いやすい入力環境を整えることが大切です。
