iPad第9世代はいつまで使えるのか
Appleの「iPad第9世代」は、2021年9月に発売された無印iPadのモデルで、現在も公式ストアや一部量販店で販売が継続されています。購入を検討しているユーザーや既に使用中のユーザーにとって、「あと何年使えるのか」「サポートはいつまで続くのか」は非常に重要な情報です。本記事では、Appleのサポートポリシーや過去モデルの傾向をもとに、iPad第9世代がいつまで使えるかを事実ベースで解説します。
iPad第9世代の発売日と基本仕様
- 発売日:2021年9月24日
- チップ:A13 Bionic
- OS:出荷時はiPadOS 15
- 画面サイズ:10.2インチ Retinaディスプレイ
- 対応アクセサリ:Apple Pencil(第1世代)、Smart Keyboard
第9世代はホームボタン搭載・Lightning端子の従来デザインを維持しつつ、A13チップにより十分な処理能力を持っています。
AppleのOSサポート期間の傾向
Appleは公式に「OSアップデートの終了時期」を発表していませんが、過去のiPadモデルの実績を見ることで、ある程度の予測が可能です。
- iPad(第5世代・2017年発売):最終対応OSはiPadOS 16(2022年)
- iPad(第6世代・2018年発売):iPadOS 17に対応(2023年)
これらから、Appleの無印iPadは一般的に「発売から5〜6年程度」ソフトウェアアップデートが提供される傾向にあります。
iPad第9世代が対応しているiPadOSバージョン
- 出荷時:iPadOS 15
- 2022年:iPadOS 16
- 2023年:iPadOS 17
- 2024年秋予定:iPadOS 18(※対応予定、正式対応機種は2024年6月のWWDCで発表)
現時点(2025年6月)では、iPad第9世代がiPadOS 18に対応する可能性は高いと見られていますが、正式発表が必要です。
ハードウェア面から見た「使える期間」
OSのサポートが終了した場合でも、以下の条件を満たす限り、iPad第9世代は利用可能です。
- アプリが現行OSに対応している(例:2025年時点でiPadOS 16以上を要求するアプリが主流かどうか)
- セキュリティリスクに対して適切な対策を取っている
- バッテリー劣化や物理的故障がない
そのため、ハード的には発売から7年程度使用可能な事例もあります。2021年発売の第9世代であれば、2028年ごろまでの使用が目安と考えられます。
買い替えを検討すべき時期とは
以下のいずれかに該当する場合、買い替えを検討するのが一般的です。
- iPadOSのサポートが終了した
- 主要アプリが動作しなくなった(OS非対応)
- バッテリーの劣化が進み、1日持たない
- Apple Pencilや周辺アクセサリとの互換性が課題になる
OSサポートが終了するとセキュリティリスクが増すため、ネットバンキングや機密データを扱う場合は早めの買い替えが推奨されます。
現時点での販売状況と現役モデルとしての価値
2025年6月現在、iPad第9世代はApple公式ストアでは販売終了していますが、一部の量販店や中古市場では引き続き流通しています。
- 新品価格の目安:約40,000〜50,000円(在庫限り)
- 中古価格の目安:25,000〜35,000円(状態により変動)
教育機関向けや軽作業用としては、今でも十分な性能を持っており、コストパフォーマンスの高い選択肢となっています。
まとめ:iPad第9世代は2028年頃まで使用可能と予想される
iPad第9世代は2021年9月発売で、Appleのこれまでのサポート傾向から判断すると、2026〜2027年頃までiPadOSのサポートが継続される可能性があります。ハードウェア的には2028年頃までの利用も見込めますが、アプリ対応状況や使用目的に応じた判断が必要です。
買い替えを検討する際には、セキュリティ、アプリの互換性、バッテリー状態などを確認し、自分にとっての「使える基準」を見極めることが重要です。