iPad Air第5世代とは?基本スペックと発売日
iPad Air第5世代は、Appleが2022年3月に発表した中位モデルのiPadです。M1チップを搭載し、USB-CポートやApple Pencil(第2世代)への対応など、従来モデルに比べて大きく進化しています。
発売日は2022年3月18日で、現在(2025年6月時点)もApple公式サイトで販売が継続されています。モデル番号は「A2588」「A2589」などで、64GBおよび256GBのストレージ構成が選べます。
iPad Air第5世代の使用寿命の目安
AppleはiPadの「寿命」を公式に定めてはいませんが、一般的な使用期間は5年から7年とされています。以下の観点から使用可能期間を評価できます。
1. ハードウェア性能による寿命
iPad Air第5世代には、MacBook Air(M1)にも搭載されているM1チップが採用されており、処理性能は高水準です。2025年時点でも一般的な用途(Web閲覧、映像視聴、Officeアプリ、ゲーム等)において遅延を感じることはほぼありません。
高性能チップ搭載モデルは、旧型モデルに比べて長期間の快適な利用が期待されます。
2. バッテリーの劣化
iPadのバッテリーは充電回数が増えるにつれて劣化します。Appleは約500回のフル充電で最大容量が80%程度になると案内しています。これは日常使用で約3〜4年程度に相当しますが、劣化しても交換は可能です(有償対応)。
3. iPadOSのサポート期間
Appleは旧モデルに対しても比較的長期間OSアップデートを提供しています。過去の傾向を踏まえると、iPadは発売から約6〜7年はiPadOSの最新バージョンに対応する傾向があります。
たとえば:
- iPad(第5世代):2017年発売 → iPadOS 16まで対応
- iPad Air 2:2014年発売 → iPadOS 15まで対応
この傾向を踏まえると、iPad Air第5世代は少なくとも2028年頃までのOSアップデートが提供される可能性が高いと予測されます(ただし、Appleは正確なサポート終了時期を「公表していない」ため、確定ではありません)。
Appleのハードウェア修理サポート期間
Appleは製品の製造終了後、最低でも5年間は修理用パーツを供給する「修理サービス期間」を設けています。これにより、Apple Storeや正規サービスプロバイダでのバッテリー交換やその他の修理が可能です。
販売が終了してから数年が経過すると「ビンテージ製品」、さらにその5年後には「オブソリート製品」となり、修理が受けられなくなる場合があります。iPad Air第5世代は現在も現行販売中のため、少なくとも2030年前後までは公式サポートが期待できます。
iPad Air第5世代を使い続ける上での注意点
長く使うためには、以下のような点に注意すると良いでしょう:
- バッテリー管理:過充電や過放電を避け、80%前後の充電維持が劣化抑制に有効
- OSアップデートの定期適用:セキュリティリスクや動作不良を防ぐために更新は重要
- ストレージの最適化:不要なアプリやデータを定期的に削除することで動作速度を維持
- ケース・フィルムの使用:落下や傷から本体を保護する
買い替え時期の判断ポイント
以下のような状況が出てきた場合は、買い替えを検討する目安となります:
- iPadOSの最新バージョンに非対応になった
- バッテリーが著しく劣化し、交換するより買い替えが安価
- アプリの対応OSが上がり、使用できなくなった
- 業務や制作において処理性能が不足し始めた
このような理由がない限り、iPad Air第5世代は2027〜2029年頃まで快適に使用できる可能性が高いと考えられます。
まとめ:iPad Air第5世代は長期間の使用に適したモデル
iPad Air第5世代は、M1チップの高性能とApple製品特有の長期サポートにより、少なくとも6〜7年は現役で利用可能な設計となっています。特にOSアップデートの提供が続く限り、セキュリティや機能面でも安心して使用できます。
適切に管理しながら使用すれば、2030年頃まで十分な性能を維持できると見込まれます。買い替えタイミングは、性能やアプリ対応状況、修理可能性などの要素を総合的に判断するのが望ましいでしょう。