iPadの誕生と進化の背景
Appleが初代iPadを発表したのは2010年。以降、iPadはタブレット市場の中心的存在として進化を続け、複数のシリーズ(無印、mini、Air、Pro)を展開してきました。ここでは、歴代のiPadモデルを発売年順に整理し、それぞれの特徴や進化の流れを紹介します。
iPad(無印)シリーズの歴史
もっとも基本的なモデルである「iPad(無印)」シリーズは、家庭用から教育用途まで幅広く使用されています。
- 初代 iPad(2010年): A4チップ搭載、9.7インチディスプレイ
- iPad 2(2011年): 薄型化・前面/背面カメラ追加
- iPad(第3世代)(2012年): Retinaディスプレイ採用
- iPad(第4世代)(2012年): Lightning端子初採用
- iPad(第5世代)(2017年): iPad Airベースの再設計
- iPad(第6世代)(2018年): Apple Pencil(第1世代)対応
- iPad(第7世代)(2019年): 10.2インチへ画面拡大
- iPad(第8世代)(2020年): A12 Bionicチップ搭載
- iPad(第9世代)(2021年): True Toneディスプレイ追加
- iPad(第10世代)(2022年): USB-C端子・A14搭載・全面デザイン刷新
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iPad miniシリーズの歴史
iPad miniは7.9〜8.3インチサイズの小型モデルで、携帯性を重視するユーザーに人気です。
- iPad mini(第1世代)(2012年): A5チップ、7.9インチディスプレイ
- iPad mini 2(2013年): Retinaディスプレイ対応
- iPad mini 3(2014年): Touch ID搭載
- iPad mini 4(2015年): RAM増量・薄型化
- iPad mini(第5世代)(2019年): Apple Pencil(第1世代)対応
- iPad mini(第6世代)(2021年): デザイン刷新・USB-C搭載・Apple Pencil(第2世代)対応
iPad Airシリーズの歴史
iPad Airは、性能と携帯性のバランスを追求した中位モデルとして位置付けられています。
- iPad Air(第1世代)(2013年): 薄型軽量、A7チップ
- iPad Air 2(2014年): Touch ID搭載、厚さ6.1mm
- iPad Air(第3世代)(2019年): Apple Pencil(第1世代)対応
- iPad Air(第4世代)(2020年): デザイン刷新、USB-C搭載
- iPad Air(第5世代)(2022年): M1チップ搭載
- iPad Air(第6世代)(2024年): M2チップ搭載、13インチモデル追加
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iPad Proシリーズの歴史
iPad Proは最上位モデルで、ハイスペックなプロセッサ・高性能ディスプレイ・ペン性能を備えています。
- iPad Pro 12.9インチ(第1世代)(2015年): Apple Pencil対応初モデル
- iPad Pro 9.7インチ(2016年): 小型プロモデル
- iPad Pro(第2世代)(2017年): 10.5インチと12.9インチ
- iPad Pro(第3世代)(2018年): Face ID、USB-C搭載
- iPad Pro(第4世代)(2020年): LiDARスキャナ搭載
- iPad Pro(第5世代)(2021年): M1チップ搭載
- iPad Pro(第6世代)(2022年): M2チップ搭載
- iPad Pro(第7世代)(2024年): M4チップ・有機ELディスプレイ搭載(11/13インチ)
iPadOSの進化も重要なポイント
2019年にiPad専用OSである「iPadOS」が登場して以降、iPadはiPhoneとの差別化を図り、マルチタスクやマウス対応、ファイル管理機能の強化が進んできました。最新バージョンはiPadOS 17(2023年公開)、今後iPadOS 18が登場予定です(2025年6月時点では未公開)。
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歴代モデルの価格帯と市場傾向
価格帯はモデルや容量によって大きく異なりますが、おおまかには以下の通りです。
- 無印iPad:5万円前後(64GB)
- iPad mini:7万円前後〜
- iPad Air:10万円前後〜
- iPad Pro:15万円〜30万円(容量・サイズにより変動)
Appleは新モデル発表後、旧モデルの値下げ・販売終了を行うことが多く、整備済製品や中古市場も注目されています。
まとめ:用途に応じたモデル選びが重要
iPadは登場以来、用途別に多様なラインアップが展開されており、ユーザーのニーズに応じた選択が可能です。以下のポイントを押さえてモデルを選ぶとよいでしょう。
- 携帯性を重視: iPad mini
- コストと性能のバランス: iPad / iPad Air
- プロ向け・ハイスペック: iPad Pro
今後もAppleの製品戦略に注目しつつ、自身の用途に最適なiPadを選択することが、長期的な満足度につながります。
注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。

