MacBookのノッチとは?役割と対応アプリ、使いづらさの対処法まで徹底解説

MacBookシリーズ
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はじめに:MacBookの「ノッチ」とは何か

MacBook Pro(2021年モデル以降)に搭載された「ノッチ(Notch)」とは、ディスプレイ上部中央にある黒い切り欠き部分を指します。これはiPhoneと同様に、FaceTimeカメラなどを内蔵するために設けられた設計上のスペースです。ディスプレイのベゼル(縁)が細くなったことで、画面領域を最大限に広げつつカメラ機能を維持する手段として導入されました。

ノッチが搭載されたMacBookのモデル

以下のモデルにノッチが採用されています(2025年6月時点):

  • MacBook Pro 14インチ(2021年モデル以降)
  • MacBook Pro 16インチ(2021年モデル以降)
  • MacBook Pro(M2 Pro / M2 Max / M3 Pro / M3 Max 搭載モデル)

一方で、MacBook Airや13インチのMacBook Proにはノッチは搭載されていません。

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ノッチの役割と内蔵されている要素

MacBookのノッチには以下のハードウェアが組み込まれています。

  • FaceTime HDカメラ(1080p)
  • 環境光センサー
  • カメラオン・インジケーターLED

なお、Face IDは搭載されていません。MacBookでは引き続きTouch IDまたはパスワードによる認証を採用しています。

ノッチによる操作・表示への影響

ノッチによって操作性や表示が制限されるのではないかという疑問を持つユーザーも少なくありませんが、AppleはmacOSレベルでの調整を行っています。

メニューバー表示の最適化

ノッチ部分にはメニューバーの一部が入り込む形になっており、アプリが対応していれば自然に左右に分かれて表示されます。ただし、メニューバーの項目数が多いとノッチ部分に隠れる場合があります。

全画面モードでの挙動

アプリを全画面表示にすると、ノッチ部分を避けるように黒帯が表示される仕様となっており、視認性や操作性に影響が出ないよう配慮されています。

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ノッチに非対応のアプリの動作

macOS Monterey以降では、開発者向けにノッチ非対応アプリでも問題なく動作するようAPIが提供されています。しかし、一部のアプリではノッチ部分にUI要素が隠れる場合があるため、完全な対応はアプリ側のアップデート次第となります。

ノッチによる不便さと対処法

以下に、ノッチによる不便さとその回避策を紹介します。

1. メニューバー項目の表示制限

対策:アプリ「Bartender」などを使用して、メニューバーの表示を整理することでノッチによる隠れを防げます。

2. UIの視認性の違和感

対策:macOSの「全画面表示」時はノッチ下に黒帯が追加され、物理的にノッチが見えないように補正されます。強制的に全アプリでこの表示に切り替える設定は標準では提供されていません。

3. スクリーンキャプチャへの影響

macOSではスクリーンショットや画面録画にノッチ部分は含まれず、仮想的なフラットな画面として保存されます。

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ノッチの評価と今後の展望

Appleはノッチを導入することで、ディスプレイの有効活用とカメラ性能の向上を両立しようとしています。一方で、ユーザーの間では「ノッチ不要論」も根強く、今後のMacBookシリーズでデザインが変化する可能性も否定できません。ただし、公式には将来の設計に関する方針は公表されていません。

まとめ

MacBookに搭載されたノッチは、カメラ機能を向上させつつベゼルを狭くするためのデザイン要素であり、現行のmacOSはこれに対応する形で調整されています。アプリによってはメニューバーが隠れるなどの課題もありますが、BartenderなどのユーティリティやmacOSのフルスクリーン表示機能である程度の対策は可能です。ノッチの存在は好みが分かれるところですが、使用上の致命的な問題は回避可能です。

注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
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