AirPodsがワイヤレス充電できない場合の主な原因
AirPodsがワイヤレス充電に対応しているモデルであっても、充電が開始されないトラブルが発生することがあります。原因は多岐にわたるため、段階的に確認することが重要です。
- 使用しているAirPodsまたは充電ケースがワイヤレス充電に対応していない
- 充電器との相性や位置ズレ
- 充電ケースの異常やファームウェア不具合
- 充電器の故障、電源供給不足
これらの問題をひとつずつ確認していくことで、原因の特定と解決が可能です。
ワイヤレス充電に対応しているか確認する
まず、自身が使用しているAirPodsがワイヤレス充電に対応しているかを確認してください。特にAirPods(第2世代)は、標準の充電ケースでは非対応です。
| モデル | 対応状況 |
|---|---|
| AirPods(第1世代) | 非対応 |
| AirPods(第2世代) | ケースにより異なる(ワイヤレス充電ケースのみ対応) |
| AirPods(第3世代) | 対応 |
| AirPods Pro(第1・第2世代) | 対応 |
ケース前面にLEDがあるモデルはワイヤレス充電対応の目印となります。
充電器の位置ズレと異物混入の確認
Qi規格のワイヤレス充電器を使用している場合、AirPodsのケースが正確に充電器の中心に配置されていないと充電が開始されないことがあります。次の点を確認しましょう。
- AirPodsケースの底面が正しく充電器に接触しているか
- ケースの蓋を閉じているか(開いていると充電されない)
- ケースや充電器表面にホコリや金属片など異物がないか
特に充電器表面の金属やマグネットによる干渉は誤作動の原因になります。
充電器側の不具合を確認する
ワイヤレス充電器の故障や電力供給の不安定さも原因の一つです。以下の点をチェックしてください。
- 充電器が他のデバイスで正常に作動するか確認
- ACアダプタが5W以上の出力に対応しているか
- 充電ケーブルが破損していないか
別のワイヤレス充電器や有線ケーブルを使用して比較することで、充電器側の異常かどうかを判断できます。
AirPodsの充電ケースに問題がある場合
充電ケースそのものにハードウェアの故障や接点の不具合があると、ワイヤレス充電ができません。次の方法で切り分けを行います。
- 有線充電(Lightningケーブル)で充電できるか
- ステータスランプが点灯するか
- 他のワイヤレス充電器で反応があるか
これらの対処で充電できない場合、ケースの修理または交換が必要となる可能性があります。
ファームウェアの更新と再起動
まれにAirPodsのファームウェアやペアリング情報の不具合が原因で、充電の動作に支障が出ることがあります。以下を試してください。
- AirPodsをiPhoneに接続した状態で数十分放置し、ファームウェアの自動更新を待つ
- AirPodsをリセット(ケース背面のボタンを15秒以上長押し)
- Bluetooth設定から一度「このデバイスの登録を解除」して再接続
上記操作により、ファームウェアが正常に作動し、充電不具合が解消されることがあります。
MagSafe対応モデルの特殊性
AirPods(第3世代)およびAirPods Pro(第2世代)はMagSafe充電器に対応していますが、MagSafeによるマグネットの固定が行われない場合、正しく充電できないことがあります。
また、Apple Watch用の磁気充電器にも対応しているモデル(AirPods Pro 第2世代など)では、非純正の充電パッドとの互換性がないケースも報告されています。
まとめ:AirPodsがワイヤレス充電できないときは段階的な確認を
AirPodsがワイヤレス充電できない場合は、以下の流れで原因を切り分けていくことが重要です。
- モデルとケースの対応状況を確認
- 充電位置と異物混入のチェック
- 充電器とケーブルの正常性を確認
- AirPods本体の不具合や設定ミスを確認
これらの手順で改善しない場合は、Appleサポートへの相談や修理依頼が推奨されます。機種やケースの仕様によって対応方法が異なるため、事前に仕様確認を行うことが最も重要です。
