はじめに:iPadには複数の種類が存在する
Appleが提供するiPadシリーズには複数の種類があり、それぞれ性能やサイズ、対応アクセサリなどに違いがあります。購入を検討する際には、使用目的に応じて適切なモデルを選択することが重要です。本記事では、2025年時点で販売されている主要なiPadモデルの種類とその特徴を、事実に基づいてわかりやすく比較します。
1. iPad(第10世代)
いわゆる無印iPadと呼ばれるスタンダードモデルです。
- 発売時期:2022年10月
- ディスプレイ:10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ
- チップ:A14 Bionic
- コネクタ:USB-C
- Apple Pencil(第1世代)に対応(USB-C変換アダプタ経由)
価格を抑えつつ基本的な機能を備えており、初めてiPadを使う人や学習用途に適しています。
2. iPad mini(第6世代)
コンパクトサイズで片手持ちが可能なモデルです。
- 発売時期:2021年9月
- ディスプレイ:8.3インチ Liquid Retinaディスプレイ
- チップ:A15 Bionic
- コネクタ:USB-C
- Apple Pencil(第2世代)に対応
小型ながら高性能で、モバイル端末としての持ち運びや、電子書籍リーダー、業務用端末としても活用されています。
3. iPad Air(第5世代)
中級者向けのバランス型モデルで、パフォーマンスと価格のバランスに優れています。
- 発売時期:2022年3月
- ディスプレイ:10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ
- チップ:Apple M1
- コネクタ:USB-C
- Apple Pencil(第2世代)に対応
動画編集やマルチタスクにも対応可能で、学業・クリエイティブ用途に向いています。
4. iPad Pro(11インチ/12.9インチ)
最上位モデルで、プロフェッショナル向けの性能を備えています。
- 最新モデル:2024年モデル(第5世代 11インチ/第7世代 12.9インチ)
- チップ:Apple M2またはM4(モデルによる)
- ディスプレイ:11インチまたは12.9インチ Liquid Retina XDR(12.9インチ)
- コネクタ:USB-C(Thunderbolt 4)
- Apple Pencil(第2世代またはPro)に対応
クリエイターやビジネス用途、複雑なマルチタスクを必要とするユーザーに適しています。
5. 各iPadモデルの比較一覧(主な要素)
モデル | 画面サイズ | チップ | 対応Pencil | コネクタ |
---|---|---|---|---|
iPad(第10世代) | 10.9インチ | A14 Bionic | 第1世代(USB-C変換要) | USB-C |
iPad mini(第6世代) | 8.3インチ | A15 Bionic | 第2世代 | USB-C |
iPad Air(第5世代) | 10.9インチ | M1 | 第2世代 | USB-C |
iPad Pro(11/12.9インチ) | 11 or 12.9インチ | M2 / M4 | 第2世代またはPro | USB-C(Thunderbolt 4) |
6. 使用目的別に見るおすすめモデル
iPadの種類は用途によって適したモデルが異なります。
- 学習用・一般家庭:iPad(第10世代)
- 持ち運び重視:iPad mini
- 軽めのクリエイティブ用途:iPad Air
- 本格的な制作・業務用途:iPad Pro
これらの選択は価格帯や性能、アクセサリの対応状況により決まります。購入前には、Appleの公式サイトまたは店頭で実機を確認することが推奨されます。
7. Apple Pencilの互換性に注意
iPadとApple Pencilには世代ごとの互換性があるため、間違えないように注意が必要です。
- Apple Pencil(第1世代):iPad(第10世代)、旧iPad各種に対応(一部USB-Cアダプタ必要)
- Apple Pencil(第2世代):iPad mini(第6世代)、iPad Air(第5世代)、iPad Pro(2018以降)
- Apple Pencil Pro:2024年モデルのiPad Proに対応(その他モデルは未対応)
アクセサリ購入時には、必ず対応モデルを確認してください。
まとめ:iPadの種類を理解し、自分に合ったモデルを選ぶ
iPadには複数の種類があり、それぞれ特徴や性能が異なります。用途や予算、アクセサリの互換性を踏まえて、最適なモデルを選ぶことが重要です。どのモデルもiPadOSの基本機能は共通しており、長期的なサポートも提供されています。まずは使用目的を明確にし、必要な機能に優先順位をつけることで、後悔のない選択が可能になります。