iPadの月額料金の基本構造とは?
iPadの月額料金は、主に「端末代金の分割払い」と「通信プラン(データ通信料)」の2つで構成されます。Wi-Fiモデルを購入する場合、月額料金はかからず端末代金の一括もしくは分割のみとなります。一方、セルラーモデル(SIM対応モデル)を携帯キャリアで契約すると、通信料が発生するため、月額料金が発生します。
本記事では、iPadの月額料金について、Apple Store購入時、主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)での契約時の違いを整理しながら、モデル別の月額相場を解説します。
Apple Storeで購入した場合の月額料金
Apple StoreでiPadを購入する場合、以下のような支払い形態が選択可能です:
- 一括払い
- Appleの分割払い(24回/36回/Appleローン)
例:iPad(第10世代・64GB・Wi-Fiモデル)
- 価格:68,800円(税込)
- 36回払い:月々約1,911円
この場合、通信はWi-Fiを利用するため、通信料は発生しません。ただし、外出先でのモバイル通信が必要な場合は、別途eSIMや格安SIMの契約が必要です。
主要キャリアで購入した場合の月額料金
iPadをキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)で購入すると、端末代に加えて通信料金が発生します。以下に代表的な例を記載します(2025年6月時点の参考価格)。
ドコモの例
iPad(第10世代・64GB・セルラー)
- 端末代:82,280円(36回払いで月々2,285円)
- 通信プラン:5Gデータプラス(上限30GB/月)1,100円
- 合計月額:約3,385円
auの例
iPad Air(第5世代・64GB・セルラー)
- 端末代:92,880円(分割月額:2,580円)
- タブレットプランライト:1,078円
- 合計月額:約3,658円
ソフトバンクの例
iPad Pro 11インチ(M2・128GB・セルラー)
- 端末代:140,400円(48回払い:2,925円)
- データシェアプラン(親回線と共有):1,100円
- 合計月額:約4,025円
楽天モバイルの例
iPad mini(第6世代・セルラー)を持ち込み利用
- 端末代:Apple Storeで購入(例:92,800円)
- Rakuten最強プラン:3GBまで1,078円〜無制限3,278円
- 合計月額:約1,078〜3,278円+端末分割代
楽天は端末購入を必須としないため、既存のiPadにSIMを挿して利用することも可能です。
格安SIMを利用した場合の月額料金
iPadセルラーモデルはSIMロックフリーであるため、格安SIM(MVNO)を活用することで通信費を抑えることができます。以下は一例です:
- IIJmio:2GBプラン 850円/月〜
- mineo:1GBプラン 880円/月〜
- OCNモバイルONE:3GBプラン 990円/月〜(※サービス終了予定あり)
これに端末代金を加えることで、Wi-Fi環境がない場所でもコストを抑えてiPadを利用できます。
月額料金を抑えるための選択肢
iPadを低コストで運用したい場合、以下の選択肢があります:
- Wi-Fiモデルを選び、自宅やカフェのWi-Fiで利用
- Apple Storeで一括購入+格安SIMを挿して使う
- 古いiPadを中古で購入し、通信はテザリングで補う
キャリアで契約する場合は、キャンペーンや下取りプログラムの有無も確認しましょう。
まとめ:iPadの月額料金は使い方次第で変動
iPadの月額料金は、購入方法(Apple直販かキャリア契約か)、モデル(Wi-Fiかセルラーか)、通信手段(キャリア回線か格安SIMか)によって大きく異なります。
2025年時点では、キャリア契約なら月額3,000円〜5,000円、格安SIM+端末分割で月2,000円前後、Wi-Fiモデル単体であれば初期費用のみで利用可能です。
用途に応じてプランを見極め、最適なコストパフォーマンスを実現することが重要です。


