はじめに|MacBookのアカウント切り替えとは何か
MacBookでは複数のユーザーアカウントを作成することができ、それぞれのアカウントで個別の環境設定やファイルを管理できます。家族や同僚とMacBookを共有する場合や、仕事用とプライベート用に使い分けたい場合に、アカウントの切り替え機能は非常に有用です。
アカウント切り替えの基本的な仕組み
MacBookのユーザーアカウントは、macOSにおけるローカルプロファイルです。各アカウントには、デスクトップ設定、アプリの設定、書類フォルダ、メールなどが個別に保持され、他のユーザーとは完全に分離されます。
アカウントには以下の種類があります:
- 管理者(Admin):すべての操作が可能な権限を持つアカウント
- 標準(Standard):日常使用に適した一般的なアカウント
- 共有(Guest):一時的に使用され、ログアウト時にデータが消去されるアカウント
【PR】スポンサーリンク
アカウントの切り替え方法
1. メニューバーからの切り替え
- 画面右上のユーザー名(またはアイコン)をクリック
- 一覧から切り替えたいアカウントを選択
- パスワードを入力してログイン
2. ログアウトしてからの切り替え
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「ログアウト(ユーザー名)」を選択
- ログイン画面が表示されたら、他のアカウントを選択してログイン
3. クイックユーザースイッチ(Fast User Switching)の活用
macOSでは「クイックユーザースイッチ」機能を有効にすると、ログアウトせずに他のユーザーに即時切り替えることが可能になります。
- 「システム設定」→「コントロールセンター」を開く
- 「ユーザの切り替え」を「メニューバーに表示」に設定
- メニューバーにアイコンが表示され、クリックで即時切り替え可能に
アカウントの追加・削除方法
管理者権限があるアカウントで以下の操作を行います:
追加手順
- 「システム設定」→「ユーザとグループ」へ移動
- 左下の鍵アイコンをクリックして認証
- 「+」ボタンで新しいユーザーを作成
- 必要情報を入力し、「ユーザーを作成」をクリック
削除手順
- 同じ「ユーザとグループ」画面で、削除したいユーザーを選択
- 「-」ボタンをクリックして削除
- ファイルの扱い(保持・削除)を選択
【PR】スポンサーリンク
アカウント切り替え時の注意点
- 同時に複数アカウントをログイン状態にすると、メモリを消費し動作が重くなる可能性がある
- アプリのライセンスや設定はアカウントごとに異なるため、共有ができないケースがある
- 管理者アカウント以外では、一部のシステム設定にアクセスできない
アカウント切り替えができない場合の対処法
稀に、アカウント切り替えがうまくいかない場合があります。その際は以下の点を確認してください:
- 「クイックユーザースイッチ」が無効になっていないか
- 他のユーザーでセッションがロックされていないか
- macOSに不具合がある場合、再起動を試す
【PR】スポンサーリンク
まとめ|MacBookを複数人で使うならアカウント管理が鍵
MacBookのアカウント切り替え機能を活用することで、プライバシーの確保や用途ごとの分離が可能になります。ビジネスとプライベート、家族間など、用途に応じたアカウント運用を行えば、より効率的かつ安全にMacBookを利用することができます。クイックユーザースイッチを活用すれば、煩わしさも大幅に軽減されるため、まずは「ユーザとグループ」設定からアカウントの整備を始めてみましょう。
注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。


