AirPodsの通知読み上げ機能とは
AirPodsをiPhoneと連携させて使用していると、着信やメッセージ、アプリ通知が音声で自動的に読み上げられることがあります。これはAppleが提供する「通知の読み上げ」機能で、Siriを通じて実行されます。運転中や運動中には便利な機能ですが、不要な状況で読み上げられることに不便さを感じるユーザーも少なくありません。
通知読み上げ機能が有効になる条件
AirPodsを装着している状態で、以下の条件を満たすと通知が読み上げられます。
- iPhoneのロックが解除されていない状態
- 「通知を読み上げ」設定がオンになっている
- 対象のアプリ通知がロック画面表示に対応している
対応しているAirPodsモデルは以下の通りです。
- AirPods(第2世代以降)
- AirPods Pro(全世代)
- AirPods Max
通知読み上げを完全にオフにする方法
AirPodsで通知を読み上げないようにするには、iPhoneの「Siriと検索」設定から機能を無効にします。
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」を選択
- 「通知を読み上げ」をタップ
- 「ヘッドフォン」のスイッチをオフにする
この設定により、AirPods装着中であってもSiriによる通知読み上げは一切行われなくなります。
一時的に通知読み上げをオフにする方法(コントロールセンター)
頻繁にオン/オフを切り替えたい場合は、コントロールセンターにショートカットを追加するのが便利です。
- 「設定」→「コントロールセンター」を開く
- 「通知を読み上げる」をリストから追加
- 画面右上からスワイプダウンしてコントロールセンターを表示
- 「耳」アイコンをタップし、読み上げをオン/オフ切り替え
アプリごとに通知読み上げをオフにする方法
全体ではなく特定のアプリのみ通知読み上げを無効にしたい場合は、以下の手順を行います。
- 「設定」→「通知」→ 対象のアプリを選択
- 「通知を読み上げ」の項目をオフにする
これにより、そのアプリからの通知だけが読み上げ対象から外れ、他のアプリは引き続き通知されます。
メッセージアプリの通知だけをオフにする手順
メッセージアプリのみ通知読み上げを無効化するには以下の手順を実施します。
- 「設定」→「Siriと検索」→「通知を読み上げ」
- 「メッセージ」をタップ
- 「通知を読み上げ」の設定をオフにする
メッセージの読み上げが不要な場面に限定して調整が可能です。
通知読み上げ機能がオフにできない場合の対処法
設定を変更しても読み上げが継続される場合、以下を確認してください。
- AirPodsが正しくペアリングされているか
- iOSが最新版であるか
- 集中モードが有効になっていないか
- 通知読み上げ対象アプリがバックグラウンドで動作しているか
一度デバイスを再起動し、再度設定を確認することで問題が解消されることがあります。
通知読み上げをオフにしても着信音は再生される
通知の読み上げをオフにしても、着信音やメディア音声の再生には影響はありません。通話や音楽、動画の音声は通常通りAirPodsで出力されます。
Apple Watchを併用している場合の挙動
Apple WatchとAirPodsを同時に使用している場合、通知の読み上げがAirPodsではなくApple Watch側に通知されることがあります。この動作はiOSとwatchOSの連携によって制御され、特定の通知がAirPodsに読み上げられない理由のひとつになることがあります。
まとめ
AirPodsの通知読み上げ機能は、iPhoneと連携することで音声による情報取得を可能にする便利な機能です。しかし、状況によっては不要に感じることもあるため、設定を見直して無効化することで快適な使用が実現できます。
本記事で紹介した手順に従えば、通知の読み上げを完全にオフにすることも、アプリごとに柔軟に制御することも可能です。不要な読み上げに悩まされている方は、ぜひ設定を確認してみてください。
 
  
  
  
  



