AirPodsの通知読み上げ機能とは
AirPodsには、iPhoneと連携して通知内容を音声で読み上げる機能があります。これは「Siriによる通知の読み上げ」と呼ばれる機能で、運転中や運動中など、画面を見ることが難しい状況でも通知内容を確認できるように設計されています。
ただし、この機能が不要な場面で作動すると煩わしく感じることもあり、設定のカスタマイズが必要になるケースもあります。
通知読み上げ機能に対応するAirPodsのモデル
通知読み上げは、Siriが搭載されたAirPodsとiOSの連携により実現しています。以下のAirPodsモデルが対応しています。
- AirPods(第2世代)
- AirPods(第3世代)
- AirPods Pro(第1・2世代)
- AirPods Max
また、iPhoneはiOS 15以降、iPadはiPadOS 15以降が必要です。
AirPodsで通知を読み上げる設定方法
通知読み上げを有効にするには、以下の手順で設定を行います。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」をタップ
- 「通知を読み上げ」を選択
- 「ヘッドフォン」をオンにする
この設定により、AirPods装着中にメッセージや対応アプリからの通知がSiriにより読み上げられます。
アプリごとに通知の読み上げを管理する方法
一部のアプリに限り通知の読み上げを許可・拒否することができます。
- 「設定」→「通知」→ 対象アプリを選択
- 「通知を読み上げる」の項目をオンまたはオフに切り替える
これにより、不要なアプリの通知だけをミュートし、必要なものだけを読み上げさせることが可能です。
通知読み上げ中の操作
通知が読み上げられている間にできる操作は以下の通りです。
- 読み上げ中に「Siriを停止」と言うことで読み上げを中断可能
- メッセージの返信を音声で行うことができる(メッセージアプリ対応時)
ただし、対応するアプリや状況によって操作内容は異なります。
通知読み上げ機能をオフにする方法
不要な通知読み上げを防ぐには、以下の設定で機能を無効にできます。
手動で完全にオフにする方法
- 「設定」→「Siriと検索」→「通知を読み上げ」
- 「ヘッドフォン」のスイッチをオフにする
一時的にオフにする方法(コントロールセンター)
- 「設定」→「コントロールセンター」→「通知の読み上げ」を追加
- 画面右上からスワイプし、コントロールセンターを開く
- 「耳」アイコンをタップしてオン/オフを切り替える
この方法は運転や外出中など一時的に機能を無効にしたい場合に便利です。
通知読み上げが機能しないときの対処法
設定しているにもかかわらず通知が読み上げられない場合、以下を確認してください。
- AirPodsが正しくペアリングされているか
- iOSが最新バージョンに更新されているか
- 「おやすみモード」「集中モード」などがオンになっていないか
- 対象アプリの通知が「ロック画面」に表示される設定になっているか
メッセージアプリの通知読み上げを個別に管理する方法
メッセージアプリでの通知読み上げだけをオフにすることも可能です。
- 「設定」→「Siriと検索」→「通知を読み上げ」
- 「メッセージ」セクションからオフに切り替える
これにより、他の通知は維持しながら、メッセージだけを除外することができます。
AirPods Maxを使用している場合の追加注意点
AirPods Maxを利用している場合、デバイスがiCloudに接続されていないと通知読み上げ機能が動作しないことがあります。また、iPhone側で「探す」機能に関連する設定が残っていると一部の操作が制限されることがあります。
まとめ
AirPodsの通知読み上げ機能は、Siriとの連携により手が離せない状況でも情報を即座に確認できる便利な機能です。一方で、不要な場面での読み上げを防ぐには、設定の見直しやアプリごとの調整が有効です。
本記事で紹介した設定方法を活用することで、自分の使い方に合った最適な通知管理が可能となります。必要な通知のみを受け取りたい場合や、静かな環境で読み上げを防ぎたい場合は、設定のオン・オフを適切に使い分けましょう。
