はじめに:AirPodsにノイズキャンセリング機能があるモデルは?
Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods」シリーズには、いくつかの異なるモデルが存在し、その中にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しているものと、そうでないものがあります。購入時に「ノイズキャンセリング付きのAirPodsはどれ?」という疑問を持つ方も多いですが、機種によって機能が大きく異なります。
本記事では、2025年時点で販売されているAirPodsの各モデルごとのノイズキャンセリング対応状況を事実ベースで解説し、選び方の参考情報として提供します。
ノイズキャンセリング対応のAirPodsモデル一覧
Appleが公式にアクティブノイズキャンセリング機能を搭載していると発表しているAirPodsは以下の2モデルです:
- AirPods Pro(第1世代および第2世代)
- AirPods Max
それぞれのモデルに関して、詳細を以下で解説します。
AirPods Pro:コンパクトで高性能なノイズキャンセリングモデル
AirPods Proは、カナル型のイヤーチップを採用したモデルで、ノイズキャンセリング機能を搭載しています。初代は2019年に発売され、第2世代は2022年9月に登場しました。
AirPods Proのノイズキャンセリング特徴
- 外部マイクと内部マイクによるリアルタイムノイズ処理
- 外部音取り込みモードとの切り替え可能
- 第2世代はH2チップ搭載で処理性能が向上
装着感も向上しており、iPhoneの「イヤーチップ装着状態テスト」でフィット感の最適化が可能です。
AirPods Max:オーバーイヤー型の最上位モデル
AirPods Maxは、Appleが初めて投入したヘッドホン型のAirPodsです。2020年12月に発売され、ノイズキャンセリング機能が最も強力だとされています。
AirPods Maxのノイズキャンセリング特徴
- 大型ドライバーと9つのマイクによる精密なノイズ制御
- 頭の動きや周囲の音に応じてリアルタイム調整
- 空間オーディオや適応型イコライザにも対応
重量はややありますが、音質とノイズキャンセリング性能の両面で評価が高いモデルです。
ノイズキャンセリング非対応のAirPodsモデル
一方で、以下のモデルはノイズキャンセリング機能を搭載していません:
- AirPods(第1世代)
- AirPods(第2世代)
- AirPods(第3世代)
補足:AirPods 第3世代について
AirPods 第3世代は、外部音取り込み機能もノイズキャンセリングも非搭載ですが、空間オーディオには対応しています。形状はAirPods Proに近いが、カナル型ではなく、インナーイヤー型です。
モデルごとの機能比較表(2025年時点)
| モデル名 | ノイズキャンセリング | 外部音取り込み | 空間オーディオ |
|---|---|---|---|
| AirPods Pro(第2世代) | 対応 | 対応 | 対応 |
| AirPods Pro(第1世代) | 対応 | 対応 | 対応 |
| AirPods Max | 対応 | 対応 | 対応 |
| AirPods(第3世代) | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| AirPods(第2世代) | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
選び方のポイント
ノイズキャンセリング付きのAirPodsを選ぶ際は、以下の要素で判断するのが現実的です:
- 携帯性を重視:AirPods Pro(第2世代)
- 音質と遮音性を重視:AirPods Max
- コストを抑えつつANC対応:中古のAirPods Pro(第1世代)
なお、AirPods Proの第2世代はUSB-C版とLightning版がありますが、ノイズキャンセリング機能に違いはありません。
まとめ
AirPodsシリーズのうち、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているのは「AirPods Pro(第1・第2世代)」と「AirPods Max」のみです。AirPods(第3世代)やそれ以前のモデルには搭載されていないため、静かなリスニング環境を求める場合は、対応モデルを選択する必要があります。
自分の使用スタイルに合ったモデルを選ぶことで、AirPodsの持つ高性能なオーディオ体験を最大限に活用することができます。
