iPadに搭載されたチップを比較|AシリーズからMシリーズまでの性能・用途の違いを解説

iPadシリーズ
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iPadに搭載されるチップの種類とは

iPadに搭載されているチップ(SoC:System on a Chip)は、主にAppleの自社開発による「Aシリーズ」および「Mシリーズ」に分類されます。Aシリーズは主にiPhoneと共通のモバイル向けチップ、MシリーズはMacと同等の高性能チップです。iPadのモデルによって搭載されるチップが異なり、処理能力・電力効率・用途に大きな違いがあります。

チップごとのiPadモデル対応状況一覧

チップ名 主な搭載モデル 登場年
A12 Bionic iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代) 2018年
A13 Bionic iPad(第9世代) 2019年
A14 Bionic iPad(第10世代)、iPad Air(第4世代) 2020年
A15 Bionic iPad mini(第6世代) 2021年
M1 iPad Pro(11/12.9インチ 第3世代)、iPad Air(第5世代) 2021年
M2 iPad Pro(11/12.9インチ 第4世代) 2022年
M4 iPad Pro(11/13インチ 2024年モデル) 2024年
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Aシリーズチップの性能と用途

Aシリーズは主にiPhoneやiPadのエントリーモデルに搭載されるチップです。基本的なウェブ閲覧、動画視聴、Officeアプリの使用、ゲームなど日常用途に向いています。

  • A12 Bionic:6コアCPU・4コアGPU。機械学習エンジンNeural Engineを初搭載。
  • A13 Bionic:性能・省電力性が向上。iPad第9世代で採用。
  • A14 Bionic:5nmプロセス採用で大幅な性能向上。USB-C対応のiPad第10世代に搭載。
  • A15 Bionic:高いGPU性能でゲーム・動画編集にも対応可能。

これらは軽量作業に向いており、iPadを教育用途やWeb中心に使うユーザーに適しています。

Mシリーズチップの性能と特徴

MシリーズはApple SiliconとしてMacにも採用されている高性能チップで、iPad ProやiPad Airの上位モデルに搭載されています。高負荷処理やプロ向け用途に対応しており、動画編集、3Dモデリング、AR処理なども可能です。

  • M1:8コアCPU・8コアGPU・16コアNeural Engineを搭載。メモリ帯域幅も広く、マルチタスクに強い。
  • M2:M1よりも約20%高速化されたCPU、最大10コアGPUを搭載。ProResコーデックに対応。
  • M4:4nmプロセスを採用し、Neural Engineの強化、AI処理に特化した設計。2024年iPad Proで初搭載。

これらはクリエイター、エンジニア、ビジネスプロフェッショナル向けのiPadに搭載されており、デスクトップ並の性能を持ちます。

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チップ別のパフォーマンス比較(参考値)

ベンチマークなどによるパフォーマンスの一例を以下に示します(Geekbenchスコア、参考値)。

チップ シングルコア マルチコア
A12 Bionic 1100前後 2800前後
A14 Bionic 1600前後 4200前後
A15 Bionic 1700前後 4800前後
M1 1700前後 7400前後
M2 1900前後 8800前後
M4 不明(2024年時点で公表されていない) 不明

※スコアはモデルや測定環境により異なるため目安として参照してください。

目的別のチップ選びの目安

  • 学習・軽作業・ネット閲覧:A12~A14
  • ゲームや動画編集(軽~中程度):A15以上
  • クリエイティブ用途・ビジネス活用:M1以上
  • 最新性能・長期使用前提:M2~M4

用途に応じたチップを選ぶことで、コストパフォーマンスも最適化できます。

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まとめ:iPadチップを理解して最適なモデル選びを

iPadに搭載されているチップは、AシリーズとMシリーズに大きく分かれ、性能や目的に応じて選ぶ必要があります。Aシリーズは一般ユーザー向け、Mシリーズは高性能を求めるプロフェッショナル向けに設計されています。チップの違いを把握することで、自分の用途に最適なiPadモデルを選ぶことができます。購入前には対応モデルとチップ仕様を公式情報で再確認することが推奨されます。

注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
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