こんにちは、防災アイテムを愛用している30代サラリーマンのケンタです。今回は、自分の失敗談をもとに「ポータブル電源を車内に放置するとどうなるのか?」というリアルな話を共有したいと思います。
結論から言うと、車内放置は基本NGです。特に真夏と真冬はリスクが高く、ポータブル電源の故障や最悪の場合は発火・爆発の危険も…。この記事では、私が実際に体験したエピソードと、そこから学んだ「やってはいけないこと」「やるべきこと」を詳しくご紹介します。
■ 【体験談1】真夏の車内に放置してしまった結果
ある年の8月、キャンプに使ったポータブル電源(容量600Wh)をうっかり車内に置いたまま帰宅。荷物の片付けを後回しにしたのが運の尽きでした。
3日後、使おうと思って車内を開けると…なんと、電源が膨張していたのです。プラスチックのボディが微妙に歪み、タッチパネルも反応しません。完全に壊れていました。
調べてみると、真夏の車内温度は70℃を超えることもあるとのこと。ポータブル電源に使われているリチウムイオン電池は高温に弱く、膨張や劣化、最悪の場合は発火の危険もあります。
教訓: 夏場に車内放置するとバッテリーが壊れるだけでなく、事故につながる可能性も。
■ 【体験談2】真冬の車内で充電できなくなった
その翌年、今度は冬キャンプの帰り道にやらかしました。外気温は-5℃。道中にスマホを充電しようとしたところ、ポータブル電源が起動しない。エラーランプが点滅して動かなくなったのです。
帰宅後、部屋で温めてみたら正常に動作しました。原因は「低温環境による安全停止機能」。最近のモデルは-10℃以下ではバッテリー保護のため自動的に電源が入らなくなる仕様のものも多いのだそうです。
教訓: 真冬でもポータブル電源を車内に放置すると、いざという時に使えない可能性あり。
■ メーカーも注意喚起している!取扱説明書をよく読もう
後になってから気付きましたが、多くのポータブル電源の取扱説明書には以下のような記述があります:
- 直射日光の当たる場所や車内には保管しないこと
- 保管温度の目安:0℃〜40℃
- 長期間使用しない場合は半分ほど充電して冷暗所に保管
普段から防災意識が高いと自負していた私でも、こうした基本を見落としていたことが悔やまれます。
■ じゃあ、どう保管すれば安全なの?
私が今実践しているポータブル電源の安全な保管方法は以下の通りです:
- 家の中の直射日光が当たらない涼しい場所に置く
- 長期未使用時は30〜50%の充電状態を保つ
- 車内に置くときは使う直前に持ち出す
- 専用の収納バッグや断熱ケースを利用する
特に防災用としてポータブル電源を備える場合、「すぐ使える状態」で「安全に保管する」ことが大切です。
■ まとめ|便利な道具だからこそ、正しい扱いを
ポータブル電源は非常に便利で、防災にもアウトドアにも心強い存在です。しかし、使い方を誤ればトラブルや事故の原因になります。
私のような失敗をしないためにも、ぜひ以下のポイントを覚えておいてください:
- 夏の車内放置 → バッテリー膨張・故障リスク
- 冬の車内放置 → 使用不能になるケースあり
- 保管は常温・乾燥・日陰がベスト
備えることは大切。でも、備え方も同じくらい大切です。この記事が、あなたの防災意識を一歩高めるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!