MacBookでペンタブレットは使えるのか?
MacBook(Air/Pro)では、外部デバイスとしてペンタブレット(ペンタブ)を接続して使用することが可能です。macOSは主要なペンタブメーカーに対応しており、USB接続やBluetooth接続を通じて、ドライバを導入することで描画や筆圧感知、ショートカットキーの使用ができます。
Apple公式ではペンタブレットとの互換性について明言していませんが、多くのサードパーティ製品がmacOS用ドライバを提供しており、実務レベルで問題なく運用可能です。
MacBookにペンタブレットを接続するための基本要件
- macOSの対応バージョン:多くのメーカーはmacOS 10.12(Sierra)以降に対応
- ドライバのインストール:公式サイトからダウンロードし、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」で入力許可を設定
- 接続方式:USB-C変換アダプタを使用してUSB-A接続のタブレットを使用可能。Bluetoothモデルはワイヤレス接続にも対応
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ペンタブレットの主な用途とMacBookでの活用シーン
MacBookでペンタブを使う代表的な用途には以下のようなものがあります。
- イラスト制作:Photoshop、CLIP STUDIO PAINT、Procreate(iPad経由)などのグラフィックアプリに対応
- 写真編集:細かいマスクやレタッチ作業をペンで精密に操作
- PDF注釈・手書きメモ:PreviewやGoodNotes(iPad経由)との連携で活用
MacBook対応のおすすめペンタブレット一覧
以下は、MacBookでの利用に実績があり、macOS対応ドライバを提供している主なペンタブレットメーカーと製品です。
Wacom(ワコム)
- Intuos:エントリーモデルでUSB/Bluetooth両対応。筆圧対応。
- One by Wacom:低価格で基本機能に特化した初心者向け。
- Cintiq:液晶付きで直接画面に描ける上位モデル。USB-C対応アダプタが必要。
XPPen
- Decoシリーズ:コストパフォーマンスに優れた非液晶ペンタブ。
- Artistシリーズ:液晶ペンタブ。macOS対応ドライバあり。
Huion
- Inspiroyシリーズ:低価格帯ながら筆圧とショートカットキーを搭載。
- Kamvasシリーズ:液晶タイプ。macOS用ドライバを公式提供。
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ペンタブレット使用時の注意点(MacBook特有)
macOSでペンタブを使う際は、以下の点に注意する必要があります。
- セキュリティ設定の許可:「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「入力監視」でタブレットの操作を許可
- ドライバの互換性確認:macOSのアップデートにより一時的に動作しない場合がある
- USBハブの使用:MacBookにポートが少ない場合は、信頼性のあるUSB-Cハブ経由で接続する必要あり
iPadとの併用による代替手段
MacBook単体でなく、iPadとApple Pencilを活用することで、ペンタブレットの代替として運用することも可能です。
- Sidecar:iPadをMacのセカンドディスプレイにして、Apple Pencilで入力可能
- Astropad:iPadをMacのペンタブレット化する有料アプリ
これにより、iPadとMacBookを組み合わせて、実質的に液晶ペンタブのような運用が可能になります。
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まとめ
MacBookはペンタブレットとの高い互換性を持ち、ドライバを正しく設定すれば多くの製品で快適な操作が可能です。Wacomをはじめとする主要メーカーはmacOS対応を公表しており、用途に応じた選定が重要です。
また、iPadを使ったペンタブ代替手段も非常に有効であり、すでにApple製品を所有している場合はコストを抑えて環境を整えることもできます。
ペンタブレット選びにおいては、描画性能や接続方式だけでなく、ドライバの安定性やサポート体制も考慮することが、MacBookでのスムーズな運用に直結します。
注意事項
  ※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
 
  
  
  
  
