iPadの画面分割機能とは?
iPadの画面分割機能は、複数のアプリを同時に操作できるマルチタスク機能の一つです。主に「Split View(スプリットビュー)」と「Slide Over(スライドオーバー)」の2種類があり、画面上に2つのアプリを並べて表示したり、小さなウィンドウとして重ねて表示したりできます。
これにより、資料を見ながらメモを取る、動画を見ながらメールを送るといった作業が可能になります。
Split Viewの主な特徴
- 画面を左右または上下に分割して2つのアプリを同時表示
- スライダーで表示領域の比率を変更可能(例:50:50、70:30など)
- アプリ間でドラッグ&ドロップによるデータ移動が可能
- 一部アプリではSplit Viewに対応していない
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対応機種と対応OS
Split Viewは、以下の条件を満たすiPadで利用可能です。
対応OS
- iPadOS 13以降で対応(2025年6月時点の最新版はiPadOS 17)
対応モデル(代表例)
- iPad(第5世代以降)
- iPad Air(第2世代以降)
- iPad mini(第4世代以降)
- iPad Pro(すべてのモデル)
※一部旧型モデルではOSのアップデートにより使用できる可能性がありますが、最新の互換性はApple公式サイトで確認してください。
Split Viewの使い方
Split Viewを使用するには、以下の手順を踏みます。
方法1:Dockから起動する
- 1つ目のアプリを起動(例:Safari)
- 画面下部から上にスワイプし、Dockを表示
- 2つ目のアプリ(例:メモ)を長押しし、右または左の画面端にドラッグ
- 画面が分割され、両方のアプリが同時に表示される
方法2:Appライブラリまたはホーム画面から起動する(iPadOS 15以降)
- アプリ右上にある「…(3点アイコン)」をタップ
- 「Split View」を選択
- 2つ目に表示したいアプリを選ぶ
画面のサイズ変更
中央の仕切りバーを左右にスライドすることで、表示領域を調整可能です。完全に端にスライドすると、Split Viewを終了できます。
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Slide Overとの違い
Split Viewとよく混同されるのが「Slide Over」です。違いは以下の通りです。
機能 | Split View | Slide Over |
---|---|---|
表示形式 | 画面を2つに分割 | 小さいウィンドウが上に重なる |
同時操作 | 両方のアプリが同時に操作可能 | 片方のみ操作可(アクティブ時) |
ドラッグ&ドロップ | 可能 | 可能 |
Split Viewが使えない原因と対処法
Split Viewが使えない場合、以下の原因が考えられます。
- iPadOSのバージョンが古い → 最新にアップデートする
- アプリがSplit View非対応 → 対応アプリを使用する
- マルチタスク設定がオフ → 「設定」→「ホーム画面とDock」→「マルチタスク」からオンにする
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画面分割の活用例
- 左にSafari、右にメモアプリ → 調べ物をしながらメモを取る
- 左にYouTube、右にLINE → 動画を見ながら連絡を取る
- 左にPDFビューワー、右にExcel → 資料を見ながら作業する
このようにSplit Viewを活用すれば、iPadをより効率的な作業端末として活用できます。
Split Viewの終了方法
Split Viewを終了するには、中央の仕切りバーを画面端までドラッグし、1つのアプリに戻します。また、アプリスイッチャーから1つのアプリをスワイプして閉じる方法もあります。
まとめ:Split ViewでiPadの作業効率を向上
iPadの画面分割機能「Split View」は、複数アプリの同時操作を可能にする便利な機能です。対応機種やアプリに制限はありますが、うまく活用することで、iPadをPCに近い感覚で利用できます。
初めて使う場合は、Dockからアプリをドラッグする基本操作を覚え、徐々に応用的な使い方に広げていくとよいでしょう。
注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。