iPadの画面が割れたときの対処法
iPadの画面が割れてしまった場合、最初に検討すべきは修理を行うか、買い替えるかの判断です。画面割れの程度によっては操作ができる場合もありますが、放置して使用を続けると液晶の表示不良やタッチ操作の不具合、ガラス片によるケガのリスクがあります。したがって、画面割れが確認された場合は、早急な修理対応が望まれます。
正規修理と非正規修理の違い
iPadの修理方法は大きく分けて「正規修理」と「非正規修理」の2つがあります。
正規修理(Apple公式)
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ(例:カメラのキタムラなど)での修理を指します。AppleCare+に加入している場合は、画面修理にかかる費用が大幅に安くなります。
- AppleCare+加入時の画面修理費用:12,900円(税込)
- 未加入時の画面修理費用:モデルにより18,800円〜最大81,800円(税込)
修理内容は基本的に本体交換(整備済製品へのリプレイス)となる場合が多く、データは初期化されるのが一般的です。
非正規修理(街の修理店など)
Apple以外の修理業者によるサービスです。画面パーツのみを交換することが多く、価格は正規より安い傾向にありますが、使用される部品の品質に差がある場合もあります。
- 非正規店の画面修理費用:おおよそ10,000円〜30,000円前後(機種・業者により異なる)
- データ初期化不要な場合が多い
ただし、非正規修理を行うと、Appleの保証やサポート対象外になる可能性があるため注意が必要です。
モデル別修理費用の一例
以下は、2025年時点で公表されているiPadの画面修理費用の一例です(すべて税込)。
| iPadモデル | AppleCare+ 加入時 | 未加入時 | 
|---|---|---|
| iPad 第10世代 | 12,900円 | 35,800円 | 
| iPad Air(第5世代) | 12,900円 | 51,800円 | 
| iPad Pro 11インチ | 12,900円 | 69,800円 | 
| iPad Pro 12.9インチ | 12,900円 | 81,800円 | 
※価格は変更される可能性があります。詳細はApple公式サイトを参照してください。
修理に出す前に確認すべきポイント
- 修理に出すとデータが消去される可能性があるため、事前にバックアップを取る
- Apple IDのパスワードを控えておく(iCloudロック解除に必要)
- 保証期間やAppleCare+の有無を確認する
特にAppleCare+は、購入から30日以内であれば後から加入できる可能性があります(審査あり)。未加入で高額な修理費を負担する前に、保証状況の確認は重要です。
街の修理店を利用する際の注意点
非正規修理店を選ぶ場合、以下のポイントを確認するとトラブルを回避しやすくなります。
- 修理後の保証期間があるか
- 使用する部品の品質が明記されているか
- 修理実績やレビューが良好か
安さだけで選ばず、信頼性のある店舗を選ぶことが重要です。また、非正規修理後にApple公式のサポートを受けられないことがあります。
画面が割れたまま放置するとどうなる?
iPadの画面割れを放置すると、以下のようなリスクがあります。
- 液晶表示の不具合(縞模様、黒い線など)
- タッチセンサーの異常
- 内部への異物混入や腐食
- ガラス破片によるケガ
特に子どもが使用する場合は安全面のリスクが高いため、早めの修理を推奨します。
まとめ:修理は早めに、内容と費用を比較して選ぶ
iPadの画面修理には、正規・非正規いずれにもメリットとデメリットがあります。AppleCare+加入の有無や、データの扱い、費用感などを総合的に比較し、自分にとって最適な修理方法を選びましょう。
また、修理に出す前には必ずバックアップを取り、必要なアカウント情報を整理しておくことが大切です。
 
  
  
  
  



