MacBookにメールアドレスを追加する目的と基本概要
MacBookには標準で「メール」アプリ(Apple Mail)が搭載されており、複数のメールアドレスを一括で管理することが可能です。仕事用とプライベート用のアドレスを分けたい場合や、GmailやYahoo!メール、iCloudメールなど複数のサービスを一元的に利用したい場合、メールアドレスの追加設定が有効です。
本記事では、macOSにおける「メール」アプリを使ってメールアドレスを追加する具体的な手順を、主要なメールサービス別に解説します。
対応している主なメールサービス
macOSの「メール」アプリは以下のサービスに対応しています。
- iCloudメール(@icloud.com)
- Gmail(@gmail.com)
- Yahoo!メール(@yahoo.co.jp、@yahoo.comなど)
- Outlook(@outlook.com、@hotmail.comなど)
- Exchange
- IMAP/POP対応の独自ドメインメール
これらのアカウントは「メール」アプリだけでなく、「連絡先」「カレンダー」「リマインダー」などとも連携可能です。
メールアドレスを追加する基本手順
以下は、macOSのメールアプリに新しいメールアドレスを追加するための一般的な手順です。
- 画面左上の「Appleメニュー()」から「システム設定」を開く
- 「インターネットアカウント」または「アカウントとパスワード」を選択(macOSのバージョンにより異なる)
- 「アカウントを追加」をクリック
- 表示された一覧から追加したいメールサービス(例:Google、iCloudなど)を選択
- 画面の案内に従ってメールアドレスとパスワードを入力し、認証を完了させる
- 「メール」を含む同期項目をオンにし、「完了」をクリック
これで追加したメールアカウントが「メール」アプリで使用可能になります。
Gmailアカウントの追加設定
Gmailを追加する場合、Googleアカウントへのサインインが必要です。2段階認証を設定している場合は、確認コードの入力も求められます。設定後は、Gmailの受信トレイ、送信済みフォルダ、スター付きメールなどが自動で同期されます。
独自ドメインのメールアドレス(IMAP/POP)の追加
独自ドメインのメール(例:info@example.com)を追加するには、以下の情報が必要です。
- 受信メールサーバー(IMAPまたはPOP)
- 送信メールサーバー(SMTP)
- ユーザー名とパスワード
これらの情報は、契約しているメールサーバーやレンタルサーバー事業者から提供されるため、設定前に確認しておきましょう。
追加したメールアカウントの削除・管理
不要になったメールアドレスは「システム設定」→「インターネットアカウント」から削除できます。
- 対象のメールアカウントをクリック
- 「アカウントを削除」ボタンを押す
- 削除確認ダイアログで「OK」を選択
なお、削除してもメールサービス側のデータが消えるわけではなく、Mac上からの同期が解除されるだけです。
複数メールアカウントの使い分けと注意点
「メール」アプリでは、アカウントごとの受信フォルダが自動的に作成され、メールの分類が明確に行われます。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 新規メール送信時に誤って別アカウントを選ばないようにする
- 署名や自動返信はアカウントごとに設定が可能
- 迷惑メールフィルターもアカウントごとに管理される
これにより、業務とプライベートを明確に分けたメール管理が可能になります。
メールアプリに追加できない場合の対処法
メールアカウントが追加できない場合、以下を確認してください。
- インターネット接続状況
- 入力したメールアドレスとパスワードに誤りがないか
- メールサービス側でIMAP/POP接続が有効になっているか
- 2段階認証を使用している場合、アプリ用パスワードが必要なことがある
これでも解決しない場合は、Appleサポートまたはメールサービス提供元への問い合わせが必要です。
まとめ
MacBookの「メール」アプリでは、複数のメールアカウントを一元管理できる柔軟な仕組みが整っています。GmailやiCloudといった一般的なサービスだけでなく、独自ドメインのメールも設定可能で、ビジネス利用にも対応します。アカウント追加はシステム設定から数ステップで完了し、macOSの他アプリとも連携するため、MacBookでの作業効率を向上させる重要な機能のひとつといえます。
 
  
  
  
  

