Apple Pencil第1世代が充電できないときにまず確認すべきポイント
Apple Pencil(第1世代)はLightning端子による充電方式を採用しており、通常はiPad本体に接続することで充電が行われます。しかし、充電ができない・バッテリー残量が増えないというトラブルは珍しくありません。以下では、充電できない主な原因とその対処法を解説します。
Apple Pencil第1世代の充電方法をおさらい
Apple Pencil(第1世代)の充電方法は2通りあります。
- iPad本体のLightning端子に直接挿す
- 付属のLightningアダプタとUSB電源アダプタを使って充電する
いずれの場合も、接続が正しく行われていないと充電は開始されません。まずは、端子が奥までしっかり挿入されているかを確認してください。
充電できない原因とチェック項目
① Lightning端子の接触不良
Apple PencilやiPad側のLightning端子にホコリや異物が詰まっていると、正しく通電できません。乾いた綿棒やエアダスターで端子を清掃してみましょう。
② iPadのバッテリーが空になっている
iPad本体のバッテリーが切れていると、Apple Pencilの充電も行われません。まずiPad自体が充電されているか確認してください。
③ iPadがApple Pencilを認識していない
ペアリングされていないと、バッテリー残量の表示もされず、実際には充電が始まっていないことがあります。「設定」→「Bluetooth」でApple Pencilが「接続済み」になっているか確認しましょう。
④ Apple Pencilのバッテリーが完全放電している
長期間未使用の場合、Apple Pencil内部のリチウムイオン電池が完全に放電し、復旧不可能になることがあります。この場合、充電反応が一切なくなるため、再使用できません。
⑤ 充電アダプタやケーブルの不具合
付属のLightningアダプタやUSBアダプタに不具合がある場合、充電ができません。別のLightningケーブルや電源アダプタで試すことで原因の切り分けが可能です。
バッテリー残量の確認方法
Apple Pencilが正常に接続されていれば、iPadのウィジェット画面でバッテリー残量が表示されます。確認手順は以下の通りです。
- ホーム画面を右にスワイプしてウィジェット画面を開く
- 「バッテリー」ウィジェットが表示されていない場合は「編集」から追加する
- Apple Pencilの残量が表示されているか確認
表示がない場合、ペアリング未完了または接続不良の可能性があります。
Apple Pencilが反応しないときの対処法
iPadを再起動
一時的な接続エラーの可能性があるため、iPadを再起動することで正常に認識されることがあります。
Apple Pencilを再ペアリング
一度「設定」→「Bluetooth」でApple Pencilのペアリングを解除し、再度iPadに接続してペアリングし直してください。
別のiPadで確認
同じく第1世代Apple Pencilに対応した別のiPadがある場合、それで認識・充電できるかを確認すると、Apple Pencil本体の故障かどうかが判断しやすくなります。
故障の可能性があるケース
以下に該当する場合、Apple Pencilのバッテリーや基板に物理的な問題がある可能性があります。
- 充電してもウィジェットに残量が表示されない
- 端子がぐらついている、破損している
- 複数のiPadでも一切認識されない
このような状態では、自力での修理は不可能なため、Apple正規サービスプロバイダへの相談を推奨します。Apple Care+ に加入している場合は、保証対象になる可能性もあります。
Apple Pencil第1世代の寿命について
Apple Pencilのバッテリー寿命は、使用状況にもよりますが1〜3年程度とされています。特に完全放電を頻繁に繰り返すと、バッテリーが劣化しやすくなります。
長期保管する際は、定期的にiPadに接続して充電状態を保つことが、バッテリー劣化を防ぐポイントです。
まとめ
Apple Pencil(第1世代)が充電できないときは、端子の接触・iPadとの接続状況・バッテリー状態を順番に確認し、原因を切り分けていくことが重要です。完全放電や物理的破損が原因の場合は、修理や買い替えを検討する必要があります。まずは基本的な設定や接続方法を確認し、それでも改善しない場合は専門サポートを利用してください。
