Apple Pencilとは?iPadと連携するスタイラスの基本
Apple Pencilは、Appleが開発・販売するiPad専用のスタイラス(デジタルペン)です。紙のような書き心地を実現し、イラスト制作や手書きメモ、PDFへの注釈、写真編集など、多用途に対応しています。現在は複数のモデルが販売されており、それぞれ対応するiPadが異なります。
Apple Pencilのモデル一覧と基本仕様
2025年6月時点で公式に販売されているApple Pencilのモデルは以下の3種類です:
- Apple Pencil(第1世代):Lightning端子で接続・充電
- Apple Pencil(第2世代):マグネット装着でワイヤレス充電、ダブルタップ機能付き
- Apple Pencil(USB-Cモデル):USB-Cケーブルで充電、Bluetooth非対応
モデルごとに機能や対応機種が異なるため、iPad購入時にはApple Pencilとの互換性を確認することが重要です。
各モデルとiPadの対応表
Apple公式情報に基づく、Apple PencilとiPadの対応一覧は以下の通りです:
Apple Pencil(第1世代)に対応するiPad
- iPad(第6〜10世代)※第10世代はUSB-C→Lightning変換アダプタが必要
- iPad Air(第3世代)
- iPad mini(第5世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第1・第2世代)
- iPad Pro 10.5インチ、9.7インチ
Apple Pencil(第2世代)に対応するiPad
- iPad Pro 12.9インチ(第3世代以降)
- iPad Pro 11インチ(すべての世代)
- iPad Air(第4世代以降)
- iPad mini(第6世代)
Apple Pencil(USB-Cモデル)に対応するiPad
- iPad(第10世代)
- iPad Air(第4世代以降)
- iPad Pro(11インチ/12.9インチ、USB-Cポート搭載機)
- iPad mini(第6世代)
Apple Pencil(USB-Cモデル)は、Bluetooth接続を行わず、圧力感知機能も非搭載です。そのため、筆圧検知を必要とする作業には第1世代または第2世代の方が適しています。
選び方のポイント:iPadモデルと用途で決める
Apple Pencilの選び方は、以下の2つの要素に大きく依存します:
- 所有しているまたは購入予定のiPadモデル
- 使用用途(手書きメモ、イラスト制作、校正など)
たとえば、iPad Proを使って本格的なイラスト制作を行いたい場合、Apple Pencil(第2世代)が最適です。一方、手書きメモが中心で価格を抑えたい場合は、USB-Cモデルや第1世代でも十分です。
Apple Pencilの互換性に関する注意点
- 同じiPadでも、世代により対応Pencilが異なる(例:iPad Air 第3世代は第1世代、同 第4世代は第2世代)
- Apple Pencil(第1世代)とUSB-Cモデルは同じiPadに対応していても機能に違いがある
- iPhoneやMacには対応していない
購入前には、必ずApple公式サイトの「Apple PencilとiPadの互換性」に関するページで最新情報を確認してください。
Apple Pencilの型番と識別方法
Apple Pencilは外観が似ているため、型番で識別することが推奨されます。代表的な型番は以下の通りです:
- A1603:Apple Pencil(第1世代)
- A2051:Apple Pencil(第2世代)
- A2697:Apple Pencil(USB-Cモデル)
本体やパッケージに記載された番号、またはiPad接続時のBluetooth情報から確認可能です。
まとめ:Apple PencilとiPadは互換性を正確に確認して選ぶ
Apple PencilはiPad専用の高性能スタイラスであり、モデルごとに対応機種と機能が異なります。誤って非対応モデルを購入しないよう、所有しているiPadとApple Pencilの互換性を事前に確認することが重要です。特にiPadの世代や端子(Lightning/USB-C)によって選択肢が分かれるため、用途に応じて最適な組み合わせを選ぶことで、快適なデジタルライフが実現できます。