Apple Pencilとは？機種ごとに対応が異なる理由
Apple Pencilは、Appleが提供するスタイラスペンで、iPad上での手書きや描画、操作を可能にするアクセサリです。しかし、すべてのiPadがApple Pencilに対応しているわけではなく、対応モデルはApple Pencilの世代ごとに厳密に分かれています。使用するApple PencilとiPadの組み合わせを正しく理解しておくことが重要です。
Apple Pencilの世代と種類
現在、Apple Pencilには以下の3種類が存在します。
- 第1世代：Lightning端子を使用してペアリング・充電を行うモデル
- 第2世代：iPadの側面に磁気で装着しワイヤレス接続・充電に対応
- USB-C版：2023年に発売された、USB-C端子を用いた充電対応の廉価モデル
それぞれのモデルが対応するiPadは異なっており、購入時に注意が必要です。
Apple Pencil（第1世代）対応機種一覧
第1世代のApple Pencilは、Lightning端子を持つiPadに対応しています。以下は対応機種の一覧です（2025年6月時点）。
- iPad（第6世代、第7世代、第8世代、第9世代）
- iPad Air（第3世代）
- iPad mini（第5世代）
- iPad Pro 12.9インチ（第1世代、第2世代）
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 9.7インチ
これらのモデルにはLightning端子が搭載されており、Apple Pencil（第1世代）を直接接続してペアリングおよび充電が可能です。
Apple Pencil（第2世代）対応機種一覧
第2世代のApple Pencilは、磁気コネクタを利用してiPad側面に装着・充電する方式です。以下のiPadが対応しています。
- iPad Pro 12.9インチ（第3世代以降）
- iPad Pro 11インチ（第1世代以降）
- iPad Air（第4世代、第5世代）
- iPad mini（第6世代）
第2世代はワイヤレス充電とダブルタップ操作が可能で、対応機種でのみ使用できます。第1世代とは互換性がありません。
Apple Pencil（USB-C版）対応機種一覧
Apple Pencil（USB-C）は、2023年に追加された廉価モデルで、取り外し可能なUSB-C端子を介して充電します。以下のiPadに対応しています。
- iPad（第10世代）
- iPad Pro（M4、M2チップ搭載モデル）
- iPad Air（M2チップ搭載モデル）
- その他、USB-Cポートを搭載したiPad（第6世代以降のiPad Proなど）
USB-C版は圧力感知に非対応ですが、基本的な手書き・描画操作には対応しています。
自分のiPadがどのApple Pencilに対応しているか確認する方法
使用中のiPadがどのApple Pencilに対応しているかを調べるには、以下の方法でiPadのモデル番号を確認します。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」→「モデル番号」を確認
- Apple公式サイトの互換性表と照合する
モデル番号の「A」で始まる4桁のコードが、正確なiPadモデルの判別に使われます。
Apple PencilとiPadの互換性に関する注意点
- 世代違いは互換不可：第1世代と第2世代のApple Pencilは、同じiPadで併用・切り替えはできません。
- アダプタ使用不可：LightningとUSB-Cのアダプタを使っても、Pencilの互換性は確保されません。
- iPhoneやMacには非対応：Apple PencilはiPad専用であり、iPhoneやMacBookでは使用できません。
互換性の誤認によってApple Pencilを購入すると、接続できない・充電できないなどのトラブルが発生するため、事前確認は必須です。
Apple公式の対応機種情報の確認方法
Appleでは公式サポートページにて、最新の対応機種情報を提供しています。新型iPadやApple Pencilがリリースされた際も、公式情報が随時更新されるため、以下の方法で確認してください。
- 「Apple サポート」公式サイトにアクセス
- 「Apple Pencil対応iPad一覧」ページを参照
- 購入前には販売店やオンラインストアの商品説明欄も確認する
まとめ：Apple Pencilの対応機種を正確に理解することが重要
Apple Pencilを使用するには、世代別に対応しているiPadを正しく把握する必要があります。第1世代・第2世代・USB-Cモデルそれぞれに対応するiPadが異なるため、自分のiPadがどのモデルに該当するかを事前に確認しましょう。誤った組み合わせで購入すると、使用できないだけでなく返品・交換も難しい場合があります。公式情報に基づいて選ぶことが、安全で確実な選択につながります。
