AirPodsにマイクは搭載されているのか?
AirPodsにはマイクが内蔵されており、通話や音声アシスタント(Siri)、録音、ノイズキャンセリング機能などに使用されます。モデルによってマイクの配置や数に違いがあるため、それぞれのモデルごとに確認することが重要です。
AirPods(第1世代・第2世代)のマイクの位置
AirPods第1世代および第2世代には、左右のイヤホン下部(ステム部分)にそれぞれマイクが搭載されています。
- 本体下部の小さなメッシュ部分がマイクです
- 左右どちらか一方のAirPodsだけを使用してもマイク機能は自動的に切り替わります
また、これらのモデルにはビームフォーミングマイクが1基ずつ搭載されており、通話時に声の方向を捉える設計となっています。
AirPods(第3世代)のマイクの位置
AirPods第3世代も、ステム部分にマイクが搭載されていますが、前世代と異なり、以下の技術が加わっています。
- デュアルビームフォーミングマイク:通話時にユーザーの声を正確に捉える
- 内向きマイク:耳の中の音を拾い、音質やノイズの調整に使用
これにより、通話やSiriの応答だけでなく、空間オーディオの適応にも活用されています。
AirPods Pro(第1世代・第2世代)のマイクの位置
AirPods Proには3つのマイクが各イヤホンに搭載されています。
- 外向きマイク:イヤホンの外側にあり、周囲の環境音を収集
- 内向きマイク:耳の中を向いており、鼓膜近くの音を拾う
- ステム下部マイク:通話や音声入力用のメインマイク
この構成により、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能、適応型EQなどを実現しています。通話品質も高く、雑音が多い場所でも声をクリアに届ける設計です。
AirPods Maxのマイクの位置
AirPods Maxには計9基のマイクが搭載されています。
- ノイズキャンセリング用:8基
- 音声入力用:3基(うち2基はノイズキャンセリングと兼用)
イヤーカップの内外にマイクが分散配置されており、周囲の環境音とユーザーの声を同時に検知できます。これにより、ノイズの多い環境下でも高品質な通話やSiriの応答が可能です。
AirPodsのマイクを使った機能一覧
AirPodsに搭載されたマイクは以下の機能に利用されます。
- 通話:クリアな音声通話が可能
- Siriの呼び出し:音声で「Hey Siri」と話しかける操作
- ノイズキャンセリング(Pro・Max):周囲の音を打ち消す処理に使用
- 外音取り込み:外の音をマイクで取り込み、聞きやすく調整
- 適応型EQ(Pro・第3世代以降):耳の中の音を検知して最適な音質に調整
これらの機能はすべて、マイクが正しく動作していることが前提となります。
マイクの切り替えと片耳使用時の挙動
AirPodsは左右どちらのマイクも使用可能で、片方だけを装着した場合でもマイクとして機能します。
- デフォルトでは自動的にマイクが切り替わる設定
- iPhoneのBluetooth設定から「常に左」「常に右」に固定も可能
マイクの性能を安定させたい場合や、片方に不具合がある場合は、手動で切り替えを行うと便利です。
AirPodsのマイクが機能しないときの対処法
マイクがうまく作動しない場合、以下の対処を試してください。
- AirPodsをケースに戻してリセットし、再接続する
- iPhoneやAndroidのBluetooth設定を確認し、再登録を行う
- 設定アプリでマイクのアクセス権限や入力デバイスの指定を確認する
- ファームウェアが最新か確認し、必要に応じてアップデートを行う
改善しない場合は、Appleサポートへの相談が推奨されます。
まとめ
AirPodsには各モデルごとにマイクが内蔵されており、その配置や数、役割は異なります。マイクは通話や音声アシスタント、ノイズキャンセリングなどの多機能に活用されており、正しく機能させるためには位置や設定を理解しておくことが重要です。万が一動作しない場合は、基本的な再接続や設定の見直しで解決できることも多いため、落ち着いて対処しましょう。