AirPods第3世代で音量調整はできるか?
AirPods第3世代は、Appleが2021年に発売した完全ワイヤレスイヤホンで、物理ボタンは搭載されていません。しかし、複数の方法で音量を調整することが可能です。ユーザーはiPhoneやApple Watch、Siri音声コマンド、またはショートカットなどを活用して、シームレスに音量操作を行えます。
ただし、AirPods第3世代の本体自体には直接的な音量調整ボタンは存在せず、第2世代AirPods Proのようなタッチセンサーによる音量スワイプ機能も非搭載です。
AirPods第3世代の音量調整方法一覧
AirPods第3世代で利用可能な主な音量調整方法は以下の通りです。
- iPhoneなど接続デバイス側の音量ボタンを使用
- Siri音声コマンドで音量変更
- Apple Watchのデジタルクラウン操作
- コントロールセンターからスライダー調整
- 音量調整ショートカットの事前設定
各方法について、具体的な手順を以下に詳述します。
iPhone・iPadでの音量調整
最も基本的な方法として、接続先のiPhoneやiPadの物理ボリュームボタンを使って音量を調整します。
- AirPods第3世代をiPhoneまたはiPadに接続
- 本体の音量ボタン(側面)で上下に調整
- 画面上の音量インジケーターに連動
音量調整はリアルタイムでAirPodsに反映されます。
Siriを使った音量調整
Siriを使用すると、音声コマンドでハンズフリーに音量を変更可能です。
- AirPods装着中に「Hey Siri」と話しかける
- 以下のいずれかのコマンドを使用:
- 「音量を上げて」
- 「音量を下げて」
- 「音量を◯%にして」
Siri経由での音量指定は、数値指定(例:「50%にして」)が特に便利です。環境音がある場所では、Siriの聞き取り精度に注意が必要です。
Apple Watchから音量調整
Apple WatchとiPhoneが連携している場合、以下の手順でAirPodsの音量を調整できます。
- Apple Watchの「再生中」アプリを開く
- デジタルクラウンを回して音量を調整
この方法は運動中やiPhoneを手に持っていない状況でも音量を変更できる点で有効です。
コントロールセンターでの調整
iOSのコントロールセンターを利用すれば、細かいスライダー調整が可能です。
- iPhone/iPadの画面右上から下へスワイプ(Face IDモデルの場合)
- 音量スライダーを上下に動かして調整
音量バーを長押しすると、現在接続している出力デバイス(AirPodsなど)が確認できます。
ショートカットアプリによる音量設定
「ショートカット」アプリを使用して、音量を自動で設定するワークフローを作成することも可能です。
- 「ショートカット」アプリを開く
- 「新規ショートカット」→「音量を設定」アクションを追加
- 任意の数値(0〜100)を設定
- ホーム画面に追加してワンタップ実行
この方法を使えば、出勤時や就寝時など、特定の場面で即時に所定の音量へ切り替えることができます。
音量が調整できないときの対処法
以下のような問題があるときは、次の方法で対処できます。
- AirPodsが接続されていない:Bluetooth設定を確認
- 音が出ない/音量が変わらない:iPhoneを再起動
- Siriが反応しない:「Hey Siri」が有効か確認
- ソフトウェアバグ:iOSを最新バージョンに更新
それでも改善しない場合は、AirPodsのリセットやAppleサポートへの相談が推奨されます。
まとめ:AirPods第3世代の音量調整は連携操作が基本
AirPods第3世代には直接音量を調整するボタンはありませんが、iPhoneやApple Watch、Siri、コントロールセンターなどと組み合わせて柔軟に調整が可能です。使用シーンに応じて最適な方法を選ぶことで、快適なリスニング体験を維持できます。

