AirPodsで音が聞こえないときにまず確認すべきこと
AirPodsを使用していて「音が聞こえない」と感じるケースは珍しくありません。この問題には複数の原因が考えられ、それぞれ適切な対処法が存在します。片耳だけ聞こえない場合と、両耳ともに聞こえない場合で原因が異なることもあるため、順を追って確認することが重要です。
原因1:Bluetooth接続の不具合
AirPodsが正しくデバイスに接続されていない場合、音声が再生されないことがあります。以下の手順で確認できます。
- 設定アプリからBluetoothを開き、AirPodsが接続中になっているか確認
- 一度「接続解除」し、再接続する
- ペアリング情報を削除してから再登録する
iPhoneやiPadの再起動も有効な対処法です。
原因2:音量設定のトラブル
音量がゼロやミュートになっている可能性があります。特に片耳だけ聞こえない場合、アクセシビリティ設定による左右バランスが偏っているケースもあります。
以下の手順で確認可能です:
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「左右バランス」を確認
- 音量が左右均等になっているか確認
原因3:AirPods本体の汚れや耳垢の詰まり
AirPodsのスピーカー部分に耳垢やほこりが詰まっていると、音が遮断されたり聞こえにくくなったりします。特にAirPods Proはイヤーチップやメッシュ部に汚れがたまりやすいため注意が必要です。
掃除方法の例:
- 乾いた綿棒や柔らかいブラシでスピーカー部分をやさしく清掃
- AirPods Proのイヤーチップは取り外して水洗い可能(完全に乾かしてから装着)
原因4:ファームウェアやiOSの不具合
まれに、AirPodsのファームウェアやiPhone/iPadのiOSに不具合があると、音が再生されないことがあります。Appleは自動的にAirPodsのファームウェアを更新しますが、以下をチェックしておくと安心です。
- iOSが最新バージョンか確認
- AirPodsが充電ケースに入っていて、かつiPhoneと近い状態で接続されていること
ファームウェアの手動更新はできませんが、上記の条件下で自動的に更新されます。
原因5:アプリや音源の問題
AirPods以外に原因があるケースもあります。特定のアプリや音源ファイルに不具合があると、「聞こえない」と誤解することがあります。
- 他のアプリで音が出るか確認する
- 別のデバイスでAirPodsを試してみる
原因6:片耳だけ聞こえない場合の特有トラブル
片耳だけ聞こえない場合、以下のような原因が考えられます。
- 片方のAirPodがバッテリー切れ
- 左右のペアリング不良
- 左右どちらかのスピーカーの故障
この場合は、左右を入れ替えて同じ症状が出るか確認し、問題のある側を特定します。
対処法:AirPodsのリセット
上記の方法で解決しない場合、AirPodsをリセットする方法があります。
- AirPodsをケースに入れる
- ケースの背面ボタンを15秒以上長押しする(白ランプ→オレンジランプ点滅)
- iPhoneのBluetooth設定からペアリングを解除し、再登録
この手順で、ほとんどの接続不具合や音が出ない問題は解消されます。
修理や交換が必要なケース
以下のような場合は、Appleのサポートや正規サービスプロバイダに相談することをおすすめします。
- スピーカーから全く音が出ない
- 掃除やリセットでも改善しない
- 物理的な破損が見られる
Appleの保証期間内であれば、無償または有償交換の対象となる場合があります。
まとめ:AirPodsが聞こえないときのチェックリスト
- Bluetooth接続・音量設定・アクセシビリティを確認
- 耳垢や汚れを清掃
- AirPodsのリセットを試す
- デバイスやアプリ側も確認
- 改善しない場合はAppleサポートへ相談
AirPodsが聞こえなくなる原因は多岐にわたりますが、正しく手順を踏むことで多くの問題は自己解決が可能です。音が出ないと感じたら、焦らず順にチェックしていきましょう。


