AirPodsでメッセージを読み上げる機能とは
AirPodsには、iPhoneと連携して受信したメッセージを自動的に読み上げる機能が搭載されています。この機能は、Appleの「Siri」を活用し、運転中や運動中など手が使えない状況でもメッセージの内容を確認できるよう設計されています。
この機能の正式名称は「メッセージの読み上げ(Announce Messages with Siri)」で、iOS 13.2以降に対応しています。AirPods Pro、AirPods(第2世代以降)、AirPods Maxなどが対応機種です。
読み上げ対象のメッセージアプリ
2025年6月時点で、AirPodsで読み上げに対応している主なアプリは以下の通りです:
- メッセージ(iMessage)
- LINE
- Telegram
対応アプリはiOSのアップデートにより変更される可能性があるため、常に最新の対応状況はAppleの公式情報を確認する必要があります。
AirPodsでメッセージを読み上げるための条件
この機能を利用するためには、以下の条件を満たしている必要があります:
- 対応するAirPods(第2世代以降、Pro、Max)
- iOS 13.2以降がインストールされたiPhone
- Siriが有効になっていること
- AirPodsが耳に装着されている状態であること
メッセージの読み上げ機能を有効にする手順
以下は、AirPodsでメッセージ読み上げを有効にする具体的な設定手順です:
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」を選択
- 「メッセージの読み上げ」をタップ
- 「Siriで読み上げる」をオンにする
- 読み上げ対象のアプリや送信者の範囲(すべての連絡先、よく使う項目など)を設定
メッセージ読み上げ中に返信する方法
メッセージの読み上げ後、AirPodsを使って音声で返信することも可能です。Siriがメッセージを読み終えた後、「返信して」と話しかけることで、自動的に返信モードに切り替わり、内容を音声入力できます。
この返信内容はSiriがテキスト変換して確認を行い、「送信して」と伝えることで送信が完了します。なお、返信の可否や方式はiPhoneの設定に依存します。
読み上げ機能の一時停止・オフにする方法
通知が多すぎる場合や、特定のシーンで読み上げを止めたい場合は、以下の方法で一時停止または機能を無効化できます。
コントロールセンターから一時停止
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 「メッセージの読み上げ」アイコンをタップしてオフにする
設定アプリから機能を無効化
- 「設定」>「Siriと検索」>「メッセージの読み上げ」へ進む
- 「Siriで読み上げる」をオフにする
AirPodsの対応モデルと読み上げ機能の関係
以下のAirPodsモデルが、メッセージの読み上げに対応しています:
- AirPods(第2世代)
- AirPods(第3世代)
- AirPods Pro(第1世代・第2世代)
- AirPods Max
AirPods(第1世代)は対応していません。また、Beats製の一部イヤホン(Beats Fit Proなど)も対応しているモデルがあります。
読み上げ音量やタイミングは調整可能か
読み上げ音量は、Siriの音声音量と連動しており、AirPods装着中に「Hey Siri、音量を下げて」と指示することで調整できます。ただし、読み上げのタイミングを詳細に設定するオプションは現時点では用意されていません。
通知が来ない・読み上げされない場合の対処法
以下のようなトラブルが発生することがあります:
- 読み上げがされない
- 返信できない
- 特定アプリの
注意事項※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。

