Apple Watchの「おやすみモード」とは?
Apple Watchの「おやすみモード」は、就寝中に通知や画面の点灯を制限する機能です。このモードを有効にすることで、睡眠の質を妨げないように設定できます。iPhoneの「集中モード」と連携して動作し、Apple Watch単体でも管理が可能です。
この機能は、watchOS 8以降では「集中モード」に統合されていますが、従来通り「おやすみモード」として表示・運用できます。
おやすみモードを有効にするとどうなる?
おやすみモードをオンにすると、以下のような変化があります。
- 通知は一切表示・音声再生されない(アラームは除く)
- 画面は自動で点灯しない
- ディスプレイの明るさが制限される
- 必要に応じて、iPhone側にも連動しておやすみモードが適用される
特に夜間の通知による睡眠の妨げを防ぐ目的で設計されており、音・バイブ・表示のいずれもカットするため、就寝時に最適な設定といえます。
おやすみモードの設定手順(Apple Watch本体)
Apple Watch本体から直接設定する手順は以下の通りです。
- 文字盤を下から上にスワイプしてコントロールセンターを表示
- 月のアイコン(集中モード)をタップ
- 「おやすみモード」を選択
- 「オン」「1時間のみ」「この場所にいる間」「このイベント中」などから任意で選択
おやすみモードの設定手順(iPhoneからの操作)
iPhoneからApple Watchと連携しておやすみモードを設定する方法は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「集中モード」→「おやすみ」をタップ
- 「時間スケジュール」を追加して自動化が可能
- 「共有デバイス間で集中モードを同期」をオンにするとApple Watchにも自動で反映
スケジュールによる自動化設定
おやすみモードは、毎日の就寝スケジュールに合わせて自動的に有効化できます。設定方法は以下の通りです。
- iPhoneの「ヘルスケア」アプリ →「睡眠」→「睡眠スケジュール」
- 就寝時間と起床時間を指定
- この設定に従って、おやすみモードが自動的にオン/オフされる
この方法により、手動での操作を必要とせず、毎晩決まった時間に通知をシャットアウトできます。
集中モードのフィルタリング機能
おやすみモードでは、「特定のアプリや連絡先からの通知を許可」するフィルタ設定も可能です。これにより、緊急時の連絡は受信できるようにしつつ、それ以外は遮断できます。
フィルタの設定手順:
- iPhoneの「設定」→「集中モード」→「おやすみ」
- 「人」「App」を選択し、通知を許可する対象を指定
おやすみモードと睡眠記録の関係
Apple Watchには睡眠トラッキング機能が搭載されており、「おやすみモード」と連動して作動します。設定により、Apple Watchを装着して寝ると、自動的に睡眠時間や心拍数などが記録されます。
記録された睡眠データは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリから詳細を確認可能です。睡眠中の通知が遮断されることで、より正確なデータ取得にもつながります。
解除方法と注意点
おやすみモードの解除は、以下の方法で行えます。
- Apple Watchのコントロールセンターから「月アイコン」を再度タップ
- iPhoneのロック解除やアラーム停止に連動して自動解除も可能(スケジュール設定時)
注意点として、モード中に受け取った通知は完全に削除されるわけではなく、履歴に保存されており、解除後に確認可能です。
まとめ:おやすみモードは快適な睡眠をサポートする基本機能
Apple Watchのおやすみモードは、就寝中の通知による睡眠妨害を防ぎ、快適な睡眠環境を作るための基本的な機能です。iPhoneとの連携により、自動化や通知制御の柔軟性も高く、日常的なストレス軽減にもつながります。
毎晩手動で操作するのではなく、睡眠スケジュールに応じた自動化を行うことで、Apple Watchの利便性をさらに高めることができます。設定を見直すことで、より静かな夜と正確な睡眠データが得られるでしょう。
 
  
  
  
  

