はじめに
MacBookを使ってファイルを効率的に管理するには、「フォルダ作成」が基本かつ重要な操作です。macOSではFinderをはじめ、ターミナルやショートカットキーを使って様々な方法でフォルダを作成できます。この記事では、MacBookでのフォルダ作成方法、応用的なフォルダ整理術、フォルダ名の付け方、削除やショートカット作成なども含め、実務で役立つ情報を体系的に解説します。
MacBookでフォルダを作成する基本操作
1. Finderでの作成方法
FinderはmacOS標準のファイル管理アプリで、以下の手順で簡単にフォルダを作成できます。
- Finderを起動する(Dockの青い顔のアイコンをクリック)
- フォルダを作成したい場所(デスクトップや書類フォルダなど)に移動
- 上部メニュー「ファイル」→「新規フォルダ」を選択
作成後すぐに名前を変更でき、Returnキーで確定します。
2. ショートカットキーを使う方法
キーボード操作だけでフォルダを作成するには、以下のショートカットが便利です:
Shift + Command + N
:選択中の場所に新しいフォルダを作成
この方法はFinder上で使用する必要があります。
3. デスクトップに直接フォルダを作成
デスクトップを右クリックして「新規フォルダ」を選択することで、即座にフォルダが作成されます。これは視覚的に最も簡単な方法です。
ターミナルを使ってフォルダを作成する
より高度な操作や自動化を行いたい場合は、ターミナルでの作成が有効です。
1. 基本コマンド:mkdir
以下のコマンドでフォルダを作成できます:
mkdir ~/Desktop/新規フォルダ名
このコマンドはデスクトップ上に「新規フォルダ名」というフォルダを作成します。
2. 複数階層の同時作成
mkdir -p ~/書類/2025/6月/報告書
-p
オプションを使うことで、階層構造の中間フォルダも同時に作成されます。
フォルダ名の命名ルールとおすすめ形式
フォルダ名の付け方次第で整理効率が大きく変わります。以下のようなルールを意識するとよいでしょう:
- 日付を頭につける(例:2025-06-24_会議資料)
- 用途・分類を明記する(例:請求書_2025年度)
- スペースよりアンダースコアやハイフンを使用(例:Web_Project-資料)
macOSではスラッシュ(/)やコロン(:)など一部の記号はフォルダ名に使えないため注意が必要です。
作成したフォルダの整理・削除・移動
1. フォルダの移動
ドラッグ&ドロップで他のフォルダに移動可能です。Command
キーを押しながらドラッグすると、複数ファイルを同時に移動できます。
2. フォルダの削除
- Finderで選択 →
Command + Delete
でゴミ箱に移動 - ゴミ箱を空にすることで完全削除
3. フォルダのショートカット(エイリアス)を作る
- 対象フォルダを右クリック
- 「エイリアスを作成」を選択
- 作成されたエイリアスは別の場所に移動してもリンクが機能
スマートフォルダで条件付き管理をする
「スマートフォルダ」は特定の条件でファイルを自動的に集めて表示するmacOSの機能です。
- Finderのメニューから「ファイル」→「新規スマートフォルダ」
- 条件(例:拡張子がPDF、作成日が今週)を設定
- 左上の「保存」をクリックしてスマートフォルダとして保存
これは実体ファイルを移動せずに管理できるため、分類の手間を減らすのに有効です。
iCloud Driveとの連携と自動同期
macOSでは、iCloud Driveに保存したフォルダは自動でApple IDに紐づく他の端末と同期されます。
- Finder → サイドバーの「iCloud Drive」にドラッグするだけで同期
- インターネット接続中に自動更新される(オフライン時は保留)
外出先でも同じファイルを参照・編集したい場合に便利な機能です。
まとめ
MacBookでのフォルダ作成は、Finderやターミナル、ショートカットを使って簡単に実行できます。適切な命名と整理方法を取り入れることで、作業効率や情報管理の精度が大幅に向上します。また、スマートフォルダやiCloud連携を活用することで、フォルダ管理はさらに柔軟になります。日常のファイル管理をよりスマートにするために、基本操作から応用機能までしっかりと活用していきましょう。