MacBookの修理が必要な主なトラブル例
MacBookは高性能なノートパソコンですが、長期使用や不慮の事故により故障や不具合が発生することがあります。以下は修理対象となる代表的なトラブルです。
- ディスプレイのひび割れや表示不良
- キーボードの反応不良や入力ミス
- バッテリーの異常消耗や膨張
- 充電できない、電源が入らない
- 水濡れや衝撃による内部損傷
- 起動時のリンゴマークから進まない
Apple正規の修理サービスを利用する方法
MacBookの修理は、Appleが提供する正規サービスを利用することで、安全かつ確実に対応できます。以下の3つが主な選択肢です。
1. Apple Store直営店
Genius Bar(ジーニアスバー)という技術サポートカウンターで、専門スタッフによる修理受付と診断が可能です。予約はApple公式サイトまたはAppleサポートアプリから行います。
2. Apple正規サービスプロバイダ(AASP)
ビックカメラやカメラのキタムラなどがAASPに指定されており、Appleと同等の品質で修理を提供しています。
3. 郵送修理
Appleの公式サイトで申し込むと、宅配業者がMacBookを回収し、Apple修理センターで診断・修理を行うサービスです。修理完了後は自宅に返送されます。
修理費用の目安(保証外の場合)
Appleの公式価格に基づく2025年時点の参考費用は以下の通りです(モデルや部品により変動)。
- ディスプレイ交換:40,000円〜90,000円
- キーボード修理(バタフライ式):無償修理プログラム対象の場合あり
- バッテリー交換:20,000円〜30,000円
- ロジックボード交換:50,000円〜100,000円
正確な金額は診断後に提示されるため、事前見積もりが推奨されます。
AppleCare+の保証内容と有効活用
AppleCare+ for Macに加入していれば、修理費用の大幅な割引や回数制限付きの過失・事故による損傷も補償対象になります。
補償内容(2025年7月時点)
- 保証期間は3年間(通常保証は1年間)
- バッテリー交換やキーボード不具合などもカバー
- 画面破損などは12,900円のサービス料で修理可能
加入状況の確認方法
- Appleメニュー >「このMacについて」>「保証」タブを確認
- Apple公式サポートページにシリアル番号を入力して確認
非正規の修理業者を利用するリスクと注意点
正規のサービス以外にも、街の修理店やネット経由での修理業者がありますが、以下のリスクを伴います。
- AppleCare+の保証対象外になる可能性がある
- 純正部品が使用されていない場合がある
- 修理後の品質保証やアフターサポートが限定的
費用は安く済む場合もありますが、信頼性や安全性の面で慎重な判断が必要です。
修理前のバックアップと準備
修理の前には、以下のような準備をしておくことが推奨されます。
- Time MachineやiCloudを利用してデータをバックアップ
- 「探す」機能をオフ(アクティベーションロック解除)
- Apple IDからサインアウト
- 電源アダプタや付属品も一緒に提出する場合があるため確認
MacBookの無償修理プログラム
Appleでは、特定のモデルで不具合が発生した場合、無償修理プログラムを提供しています。対象機種かどうかはApple公式サイトでシリアル番号を入力することで確認できます。
- バタフライ式キーボードの入力不良
- ディスプレイバックライトの異常(フレックスゲート問題)
- 一部のバッテリー異常など
まとめ
MacBookの修理は、正規サービスを利用することで品質とサポートの両方が保証されます。AppleCare+に加入していれば費用負担を大幅に軽減でき、無償修理プログラムが適用されるケースもあります。非正規業者の利用には一定のリスクが伴うため、信頼性を重視した選択が重要です。修理前には必ずバックアップと初期化を行い、個人情報を保護した上で手続きを進めましょう。