はじめに
MacBookを購入後、最初に行う「初期セットアップ」は、快適かつ安全にmacOSを利用するための重要なステップです。Apple IDの登録からインターネット接続、セキュリティ設定、基本アプリの導入まで、多くの設定項目があります。本記事では、初期起動後のセットアップ手順を順を追って解説し、必要な設定を一つずつ丁寧に紹介します。
MacBookの初期セットアップに必要な準備
- インターネット接続(Wi-Fiまたは有線)
- Apple IDとそのパスワード(任意だが使用推奨)
- 電源アダプタと十分なバッテリー残量
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初回起動後のセットアップ手順
1. 言語と地域の選択
- 初期起動時に使用言語、キーボード配列、タイムゾーンを設定
- 日本で使用する場合は「日本語」「日本」「東京」を選択
2. Wi-Fi接続の設定
- 使用可能なネットワークを選び、パスワードを入力して接続
- ソフトウェア認証やApple IDログインに必要なため、インターネットは必須
3. Apple IDのサインイン
- iCloud、App Store、Find My MacなどのAppleサービスを利用するにはApple IDが必要
- 設定スキップも可能だが、後からの設定推奨
4. Touch ID(搭載モデルのみ)の登録
- 指紋認証によるロック解除、Apple Pay認証、管理者操作の簡略化が可能
5. パスコード(ログインパスワード)の設定
- セキュリティを確保するため、必ず設定しておく
- Touch IDとの併用で利便性も維持
6. FileVaultによるディスク暗号化
- 起動ディスクの内容を自動的に暗号化し、不正アクセス時のデータ漏洩を防止
- リカバリーキーの保存先選択も忘れずに
7. スクリーンタイム・アナリティクスの設定
- 利用状況の追跡や、アプリ使用制限の有効化が可能
- Appleへの使用データ送信の可否もここで設定
8. ソフトウェアアップデートの確認
- 「システム設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
- 最新のmacOSやセキュリティパッチを適用
初期セットアップ後に行うべき追加設定
1. トラックパッドとキーボードの調整
- 「設定」→「トラックパッド」からタップ操作やジェスチャーの有効化
- キーボード設定でキーリピートや変換候補の調整も可
2. Finderの初期表示設定
- 「表示オプション」で拡張子の表示、パスバーの有効化などを調整
3. Dockやメニューバーのカスタマイズ
- Dockのサイズ、表示位置、自動的に隠す設定などを調整
- メニューバーにバッテリー残量やBluetoothなどを表示可能
4. 重要なアプリのインストール
- App Storeからブラウザ(Chrome、Firefox)やOffice系ソフト(Pages、Microsoft 365など)を導入
- 必要に応じて開発ツールやデザインアプリも
5. バックアップ設定(Time Machine)
- 外付けHDDやSSDを使用し、定期的なバックアップを有効化
- 「システム設定」→「Time Machine」から設定可能
6. iCloud同期とファイル整理
- iCloud Driveでデスクトップや書類フォルダを同期
- 複数デバイスでのファイル共有やバックアップに有効
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セキュリティを意識した初期設定のポイント
- 必ずパスワードとTouch IDを併用する
- 「ファイアウォール」は「設定」→「ネットワーク」から有効化
- Gatekeeperのデフォルト設定(App Storeと公証済みのアプリのみ)を維持
- 必要に応じてVPNの導入を検討
まとめ
MacBookの初期セットアップは、macOSの性能を最大限活用し、かつ安全に利用するための第一歩です。Apple IDの連携、Touch IDやFileVaultによるセキュリティ確保、便利機能の有効化、アプリ導入、バックアップ設定など、最初に時間をかけて整備しておくことで、その後の作業効率が大きく向上します。初期設定は一度きりの工程だからこそ、丁寧に確認しておくことが重要です。
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