「eSIMって便利そうだけど、何から始めればいいの?」
iPhoneで使える「eSIM(イーシム)」という言葉、聞いたことはあるけど「なんとなく難しそう」「物理SIMとの違いがよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?
実はeSIM、回線の切り替えが即時&SIMカード不要という点で、日常使いはもちろん、仕事用とプライベートの回線を分けたい人や、海外旅行者にとっても非常に便利な仕組みです。
この記事では、iPhoneでのeSIMの基本知識から、活用シーン・設定手順・注意点まで、初心者でも安心して使い始められる内容でお届けします。
eSIMとは?物理SIMとの違いをカンタンに解説
eSIMとは「embedded SIM(埋め込み式SIM)」の略。スマホ本体に内蔵されたデジタルSIMで、物理的なSIMカードを差し替える必要がないのが特徴です。
| 項目 | eSIM | 物理SIM | 
|---|---|---|
| 形式 | 本体内蔵 | 小型カード | 
| 入れ替え | アプリやQRコードで即切替 | 手動で抜き差し | 
| 発行までの時間 | 即日OK(オンライン) | 配送に数日かかる場合あり | 
| 海外利用 | 旅行中もその場で契約可 | 渡航前に購入&準備が必要 | 
iPhoneでeSIMが使えるのはどのモデル?
以下のiPhoneは、eSIMに対応しています(2025年5月時点)。
- iPhone XS / XS Max / XR 以降
- iPhone 11 / 12 / 13 / 14 / 15 シリーズ
- iPhone SE(第2世代・第3世代)
特にiPhone 14以降の海外版モデルは完全eSIM化(物理SIM非搭載)されているものもあり、今後の主流になると考えられています。
eSIMの「ここが便利」な活用シーン4選
1. プライベートと仕事用の番号を分けたいとき
iPhoneなら、eSIMと物理SIMを同時に使うデュアルSIM運用が可能。仕事と私用で回線を分けつつ、1台にまとめられます。
2. 通信会社を乗り換えたいけど、SIMを待ちたくないとき
格安SIMや乗り換え先の回線を即日で開通できるのがeSIMの強み。オンライン申込→QRコード読み取りだけで数分で使えます。
3. 海外旅行・出張で現地回線を使いたいとき
Airalo、Ubigi、楽天モバイルなど、海外eSIM対応業者も多数。
現地空港に着いてからでもデータ通信をすぐスタートできます。
4. iPhoneをサブ機・子ども用にしたいとき
古いiPhoneにeSIM回線を設定すれば、Wi-Fi不要で通話やLINEだけの簡易スマホとして再利用も可能です。
iPhoneでeSIMを設定する手順(QRコード方式)
一般的なeSIMプロファイルの設定方法は以下の通りです。
- 設定 → モバイル通信 → 「eSIMを追加」をタップ
- eSIM提供元から送られたQRコードを読み取る
- 画面の案内に従ってアクティベート
- 通話用回線・データ通信回線の優先設定を選択
eSIMは一度アクティベートすると、その端末と紐づきます。再発行が必要な場合もあるため、プロファイル情報は保管しておきましょう。
eSIM利用で気をつけたい3つの注意点
1. 再発行には手数料がかかることも
回線を別の端末に移す場合や、機種変更後に再設定する際にeSIMの再発行が必要となり、330円前後の手数料が発生する場合があります。
2. 対応していない格安SIMもある
2025年現在、多くのMVNOが対応していますが、eSIM非対応の事業者も一部存在します。契約前に必ず確認を。
3. キャリアメールが非対応の場合も
eSIM専用プランでは、キャリアメール(@docomo.ne.jp等)に非対応なことがあります。必要な方は要確認です。
「eSIMは難しい」→「便利すぎて戻れない」へ
最初こそ難しそうに見えるeSIMですが、実際に使ってみると、SIMカードの抜き差しが不要で快適かつ、料金・通信の選択肢が広がることを実感できます。
特に、サブ回線・旅行時・一時的な用途などで活用すると、「もうeSIMじゃないと不便」と感じる人も少なくありません。
まとめ:eSIM対応iPhoneは、活用すればもっと便利になる
「eSIMって聞いたことあるけど使ったことがない」という方も、この記事を読んだ今なら、一歩踏み出せるはず。
ポイントを振り返ると:
- eSIMは即日使えて、カード不要
- iPhone XS以降なら大半のモデルで利用可能
- 用途は「2回線」「海外用」「サブ運用」など多彩
- 設定はQRコードを読むだけでOK
今後ますます普及が進むとされるeSIM。この機会に、あなたのiPhoneでその便利さを体感してみてはいかがでしょうか?
 
  
  
  
  
