「ポータブル電源は防災に本当に必要？」という悩みに答えます
「高い買い物だけど、使う場面があるのか不安…」
「災害時の備えとしてポータブル電源って本当に必要？」
そう思って購入を迷っている方は少なくありません。
この記事では、ポータブル電源が“いらない”と言われる理由と、実際に“役立った”場面の両方を取り上げ、後悔しない判断のための情報をお届けします。
【共感】「高いし場所取るし、結局使わないのでは？」という不安
筆者自身も、購入前は「値段の割に使う頻度が少なそう」と感じていました。
しかし実際に停電を経験し、ポータブル電源が“あるかないか”で生活の安心度が大きく変わることを実感しました。
「ポータブル電源はいらない」と言われる3つの理由
- 価格が高い：数万円〜十数万円と安い買い物ではない
- 保管が面倒：定期的な充電や場所の確保が必要
- 出力に限界がある：ドライヤーや電子レンジは動かない機種も
たしかに万能ではありませんが、災害時に“最低限の電力”を確保できる手段としての価値は大きいです。
【別軸提案】防災は“全部が必要”ではなく“家庭ごとに必要な装備”を選ぶべき
たとえば、次のような条件に当てはまる方にはポータブル電源の優先度が高いといえます。
- 在宅避難を想定している
- 子どもや高齢者、持病のある家族がいる
- 夜間の照明や通信が命綱になる
- 避難所ではなく自宅での備えを重視している
つまり、「万人に必須」ではなく、必要性はライフスタイルや家族構成に応じて変わるということです。
実際の災害時にポータブル電源が“助けになった”事例
- スマホを家族全員分充電できて、情報と連絡を確保
- 電気毛布を使って寒さをしのいだ（冬の停電）
- ポータブル冷蔵庫や炊飯器が使え、温かい食事を確保
- 電動ポンプでエアベッドを膨らませて睡眠環境を整備
「買ってよかった」よりも「なかったら困っていた」という声が多いのが特徴です。
防災向きポータブル電源の選び方
備えとしての性能を重視するなら、次の点を確認しましょう。
- 容量（500Wh以上）：スマホ10回以上充電できる目安
- 出力ポートの種類：USB・AC・DCがそろっているか
- 重量・サイズ：持ち運びしやすいか
- 充電方法の多様性：ソーラーパネル・車・コンセント対応
- 保証・安全機能：PSE認証や過熱保護の有無
【補足】「使わなかった」＝無駄ではない。備えは“使わないのが理想”
非常用トイレや防災食と同様に、ポータブル電源も「使う機会がない」ほうが平和です。
ただし、使う場面が来たときに“持っているかどうか”が分かれ道になるのも事実。
日常ではアウトドアやキャンプ、災害以外の停電（工事・雷）でも活用できるため、“無駄になりにくい防災グッズ”とも言えます。
防災対策はポータブル電源だけで完結しない
総合的な備えも忘れてはいけません。以下のようなアイテムとの組み合わせが効果的です。
- 飲料水・保存食（最低3日分）
- LEDランタン・乾電池・ラジオ
- 簡易トイレ・防寒グッズ・衛生用品
- 常備薬・医療用アイテム
「ポータブル電源だけ」ではなく「電気＋生活必需品のトータル備え」を意識しましょう。
まとめ：「いらないかも」と思っていたが、“ある”ことで守れる安心がある
ポータブル電源は「いらない」と思いがちなアイテムですが、実際の災害時には“最も役立った”という声も多いのが事実です。
- 家庭状況に応じた“必要度の見極め”が大切
- 出費やメンテナンス以上に“安心と命”を守る価値がある
- 非常時以外にも使える＝決して無駄にはならない
後悔しない備えを今から始めましょう。
「備えすぎて損することはない」──それが防災の真理です。
