はじめに
MacBookには、画面をズーム(拡大)する機能が標準搭載されており、視認性の向上や作業の効率化に役立ちます。特に、視力に不安がある場合や細かい文字を一時的に拡大して確認したいときに便利です。本記事では、macOSにおけるズーム機能の使い方、ショートカット設定、拡大方法の種類、調整ポイント、注意事項までを詳しく解説します。
MacBookで画面をズームする主な方法
MacBookでは以下の3つの方法で画面ズームが可能です。
- トラックパッドのジェスチャーによるズーム
- キーボードショートカットによるズーム
- 画面全体または一部のズーム設定(アクセシビリティ)
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トラックパッドでのズーム操作(拡大鏡のように使う)
macOSでは、トラックパッド上でピンチ操作をすることで、特定のアプリやコンテンツ(例:Safari、写真アプリなど)をズームできます。
使用方法
- 2本の指で外側に広げる(ピンチアウト)→ ズームイン
- 2本の指を内側にすぼめる(ピンチイン)→ ズームアウト
この操作はアプリケーション依存であり、すべての画面で有効ではありません。
ショートカットキーによるズーム機能
macOSのアクセシビリティ機能を有効にすると、ショートカットキーを使って画面全体を拡大することができます。
有効化手順
- 「システム設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」
- 「キーボードショートカットでズーム」をオンにする
基本ショートカット
- Option + Command + 8:ズーム機能のオン/オフ切り替え
- Option + Command + =(イコール):ズームイン
- Option + Command + -(ハイフン):ズームアウト
この機能を使うと、macOS全体のUIを即座に拡大・縮小できます。
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スクロールジェスチャーでズームする方法
マウスやトラックパッドで「修飾キー + スクロール」の操作を用いる方法もあります。
設定手順
- 「システム設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」
- 「修飾キーを押しながらスクロールでズーム」を有効にする
- 修飾キーはCommand、Control、Optionから選択可能
使い方
- 修飾キーを押しながら、トラックパッドやマウスのスクロール操作を行うと拡大/縮小
画面全体と一部だけをズームするモードの違い
macOSでは、ズームの動作範囲を「全体ズーム」「ピクチャ・イン・ピクチャ(部分拡大)」「スプリット画面」に分けて選べます。
ズームスタイルの設定
- 「システム設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」→「ズームスタイル」
選べるズームスタイル
- 全画面ズーム:画面全体が拡大される
- ピクチャ・イン・ピクチャ:画面の一部だけが拡大される小ウィンドウが表示
- スプリットズーム:画面を上下に分けて一部拡大表示
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ズーム中の表示調整とフォーカスの移動
ズーム中に表示位置を動かすには以下の操作が可能です。
- マウスカーソルを移動するだけで拡大領域を追従
- キーボードショートカットでスクロール操作(設定により有効化)
- 「ズーム中にフォーカスを強調」するオプションで対象領域を明確化可能
ズームがうまく機能しないときの確認事項
ズーム機能が動作しない場合は、以下の設定を確認してください。
- アクセシビリティの「ズーム」機能が有効かどうか
- ショートカットやジェスチャー設定が正しく有効になっているか
- 外部ディスプレイ接続時、ズームが片方の画面にしか反映されないことがある
- トラックパッドのズームが一部アプリで無効化されていないか
ズームの用途と活用シーン
ズーム機能は以下のような場面で役立ちます。
- 小さな文字を読みたいとき
- プレゼンテーション中に特定部分を強調したいとき
- UIの視認性を一時的に上げたいとき
- 拡大鏡代わりに一部の画面だけ確認したいとき
まとめ
MacBookでは、トラックパッド、ショートカット、スクロール操作などさまざまな方法で画面ズームが可能です。用途に応じて全体ズームや部分ズームを使い分ければ、作業効率の向上や視認性の確保につながります。アクセシビリティ設定を活用して、自分に合ったズーム環境を整えましょう。
注意事項
※本記事は執筆時点の情報を元に作成しています。仕様や価格、在庫状況などは変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。

