はじめに:Apple Watchは筋トレにも対応しているのか?
Apple Watchは有酸素運動のイメージが強いデバイスですが、筋力トレーニング(筋トレ)にも対応しています。標準の「ワークアウト」アプリには「伝統的筋力トレーニング」などの種目が用意されており、筋トレ中のカロリー消費や心拍数の変化などを記録することが可能です。本記事では、Apple Watchを使って筋トレを正確に記録する方法と活用のポイントについて詳しく解説します。
Apple Watchで筋トレを記録する基本手順
Apple Watchで筋トレを記録するには、以下の手順を行います:
- Apple Watchの「ワークアウト」アプリを起動
- リストから「伝統的筋力トレーニング」を選択(表示されていない場合は「ワークアウトを追加」で追加可能)
- トレーニング開始時にワークアウトをタップして記録開始
- 終了後に「終了」→「保存」を選択
この操作で、筋トレ中のアクティブカロリー、心拍数、持続時間などが記録されます。
筋トレ向けに用意されているワークアウトの種類
Apple Watchには以下のような筋トレ関連ワークアウトが登録されています:
- 伝統的筋力トレーニング:ベンチプレスやスクワットなど、フリーウェイトやマシンを使用したトレーニングに対応
- コアトレーニング:腹筋や体幹を中心としたトレーニング用
- 機能的筋力トレーニング:複数の筋肉を同時に使うトレーニング(バーピーやケトルベルなど)
これらの種目は目的や種目に応じて使い分けが可能です。
筋トレ中に記録されるデータの種類
筋トレのワークアウトを記録することで、以下の情報が保存されます:
- 消費カロリー(アクティブ/合計)
- 運動時間
- 心拍数の推移
- リング(ムーブリング)への反映状況
ただし、セット数や回数、使用重量などの筋トレ特有のデータはApple Watch標準アプリでは自動的に記録されません。これらは手動で他のアプリに記録する必要があります。
筋トレの記録をより細かく行いたい場合
Apple Watchだけでセット数や重量、レップ数を管理することはできません。以下のようなiPhoneアプリを併用することで、詳細な記録が可能になります:
- Strong:セット・回数・重量を手動入力できる筋トレ管理アプリ
- Gymaholic:ARや心拍ゾーンなどの高度なトラッキングにも対応
- Fitbod:筋肉の回復状況や部位別トレーニングを提案
これらのアプリはApple Watchと連携可能で、ワークアウトデータをより具体的に可視化できます。
筋トレ中のApple Watchの装着位置と精度の関係
筋トレでは手首を使う動作が多く、Apple Watchの心拍数測定に誤差が生じやすくなります。精度を高めるためには以下の対策が有効です:
- 手首にしっかりフィットするようにバンドを調整
- バンドの種類はスポーツバンドやスポーツループなど安定性の高いものを使用
- 手首の関節よりもやや上に装着してズレを防ぐ
また、ベンチプレスなどApple Watchに強い圧力がかかる種目では、誤作動や傷防止のために一時的に外す判断も検討してください。
筋トレ後のデータ確認方法
記録されたワークアウトは以下の方法で確認できます:
- iPhoneの「フィットネス」アプリ:「ワークアウト」→「筋力トレーニング」から時間・カロリー・心拍などを確認
- 「ヘルスケア」アプリ:「アクティビティ」→「ワークアウト」で日付別に記録を一覧表示
記録データはヘルスケアデータと統合され、長期的なパフォーマンスの可視化に役立ちます。
Apple Watchで筋トレを記録する際の注意点
- 筋トレの種目によっては心拍数の急変動が少なく、カロリー消費が少なめに記録される場合がある
- 自動停止機能が動作しにくいため、ワークアウト終了時は手動で停止することが推奨される
- 記録の途中で種目を変えた場合は、複数のワークアウトに分けて記録することが正確性向上につながる
まとめ:Apple Watchを筋トレのサポートツールとして活用する
Apple Watchは筋トレ中の心拍数やカロリーを記録し、健康管理に役立てることができます。記録の精度を高めたい場合は、専用アプリと連携したり、装着位置に気を配ることで補完が可能です。
筋トレの成果を数値で管理したい方にとって、Apple Watchは十分に実用的なツールとなり得ます。ワークアウト記録を継続し、健康的で効果的なトレーニングに役立てましょう。
 
  
  
  
  
