iPad第9世代のインチ数は何インチか?
iPad第9世代は、Appleが2021年9月24日に発売した無印iPadシリーズの最新モデル(当時)です。ディスプレイサイズは「10.2インチ」と公表されており、Apple公式サイトを含む各種資料にも明記されています。
ここでの「10.2インチ」とは、対角線の長さを指し、インチ表記は対角線上の実測サイズ(1インチ=2.54cm)で算出されます。したがって、10.2インチ=約25.9cmの対角長を持つディスプレイという意味になります。
iPad第9世代のディスプレイ仕様
ディスプレイの詳細スペックは以下の通りです。
- サイズ:10.2インチ Retinaディスプレイ
- 解像度:2160×1620ピクセル(264ppi)
- 輝度:500ニト
- True Tone対応
- 耐指紋性撥油コーティング
第9世代では、第8世代と同じ10.2インチサイズを継承しつつ、True Toneディスプレイを新たに採用し、周囲の光に合わせて画面の色温度を自動調整する機能が追加されました。
本体サイズと画面サイズの違い
iPad第9世代の「本体サイズ」と「画面サイズ(インチ数)」は異なる概念です。以下に具体的な寸法を示します。
- 本体サイズ:高さ250.6 mm × 幅174.1 mm × 厚さ7.5 mm
- ディスプレイサイズ(対角):10.2インチ(約259 mm)
画面は本体のベゼル(枠)に囲まれており、実際の本体サイズはディスプレイサイズよりも一回り大きくなります。インチ表記はあくまで表示領域の大きさを示すもので、端末全体のサイズを意味するわけではありません。
他のiPadシリーズとの画面サイズ比較
以下は、他の主要なiPadモデルとのディスプレイサイズ比較です(すべて対角インチ数)。
モデル名 | インチ数 | 解像度 |
---|---|---|
iPad(第9世代) | 10.2インチ | 2160×1620 |
iPad(第10世代) | 10.9インチ | 2360×1640 |
iPad Air(第5世代) | 10.9インチ | 2360×1640 |
iPad mini(第6世代) | 8.3インチ | 2266×1488 |
iPad Pro(11インチ) | 11インチ | 2388×1668 |
iPad Pro(12.9インチ) | 12.9インチ | 2732×2048 |
このように、iPad第9世代の10.2インチは「中間サイズ」に該当し、日常的な使用には十分な画面広さを持ちながらも、持ち運びやすさも確保されたバランス型の設計となっています。
10.2インチでできること
10.2インチの画面サイズは、次のような用途に適しています。
- Web閲覧や動画視聴
- 電子書籍・PDFの閲覧
- オンライン会議(センターフレーム対応)
- Apple Pencil(第1世代)での手書きメモやイラスト
- Smart Keyboardによる簡易的な文章入力
11インチ以上のProモデルに比べると描画や編集作業にはやや制限があるものの、一般的な学習・仕事・趣味用途には十分な画面サイズです。
iPad第9世代のインチ選びに関する注意点
「iPad第9世代のインチ数」は1種類(10.2インチ)のみで、ストレージや通信方式(Wi-Fi/Cellular)によって仕様が変わることはありますが、画面サイズに違いはありません。
また、アクセサリ(保護フィルム・ケース・スタンドなど)を選ぶ際には、「10.2インチ専用」と明記された製品を選ぶ必要があります。iPad第10世代以降やiPad Airとサイズが異なるため、流用はできません。
まとめ:iPad第9世代のインチ数は10.2インチ、使いやすさに優れた標準サイズ
iPad第9世代の画面サイズは10.2インチで、無印iPadシリーズとしては第7世代から続く標準仕様です。True Toneの導入により視認性が向上し、日常用途に適したバランスの取れたモデルと言えます。
上位機種に比べるとコンパクトながらも十分な表示領域を確保しており、Web閲覧・動画視聴・手書きノートなど幅広い使い方が可能です。インチ数をもとにした正確なアクセサリ選定にも注意しましょう。