iPhoneでNFCタグを読み取るには?基本をおさらい
iPhoneにはNFC(Near Field Communication)機能が搭載されており、Apple Payでの支払い以外にもさまざまな場面で活用できます。しかし、意外と「どうやってNFCタグを読み取るの?」と疑問に感じるユーザーも多いはず。この記事では、iPhoneを使ったNFC読み取り方法をわかりやすく解説します。
iPhoneのNFC機能、実は支払い以外にも使える!
iPhoneのNFCはApple Payだけでなく、NFCタグから情報を取得したり、設定を自動化したりするためにも使えます。例えば、タグにWi-Fiの設定情報を書き込んでおけば、かざすだけでネットワーク接続が完了するなんてことも可能です。
対応しているiPhoneモデル
まず、すべてのiPhoneがNFCタグを自由に読み取れるわけではありません。NFCタグの「背景読み取り」(アプリ不要でロック画面から即読み取り)ができるのは以下のモデルです。
- iPhone XS以降
- iPhone XR
- iPhone 11シリーズ以降
それ以前のモデル(iPhone 7、iPhone 8など)は、専用アプリを使う必要があります。
iPhoneでNFCタグを読み取る手順
読み取りは非常に簡単です。背景読み取りが可能な機種なら、特別な操作なしに読み取りが開始されます。
基本の流れ
- iPhoneのロックを解除する(ホーム画面でもOK)
- 端末上部をNFCタグにかざす
- 通知が表示されたらタップして内容を確認
もし通知が出ない場合は、以下のチェックポイントを確認しましょう。
- iPhoneの設定でNFC機能が有効になっているか
- タグが正しく書き込まれているか
- ケースやカバーが読み取りを妨げていないか
専用アプリを使った高度な活用法
さらに高度な使い方をするなら、「ショートカット」アプリがおすすめです。iPhone標準搭載のショートカットアプリを使えば、NFCタグに特定の動作(例:音楽再生、スマート家電操作など)を紐づけることができます。
ショートカット作成例
- ショートカットアプリを開く
- 「オートメーション」タブを選択
- 「NFCタグをスキャン」をトリガーに設定
- 実行したいアクション(例:Wi-Fiをオン)を追加
これで、NFCタグにかざすだけで自動で設定を切り替えることができます。
実際の活用アイデア
では、具体的にどんな場面で使えるか見てみましょう。
- オフィスの机に貼ったNFCタグにかざして、仕事用Wi-Fiに自動接続
- 玄関に貼ったタグでスマートライトをON/OFF
- 車内のNFCタグでマップアプリを起動
アイデア次第で、普段の生活がぐっと快適になります。
NFC読み取りができないときの対処法
もしNFCタグがうまく読み取れない場合は、以下を試してください。
- iPhoneを最新のiOSにアップデートする
- タグの仕様(NDEFフォーマット対応など)を確認する
- ケースを外して直接かざしてみる
また、NFCタグ自体が破損している場合もあるので、別のタグで試すのも一つの手です。
まとめ:iPhoneのNFC機能をもっと使いこなそう
iPhoneのNFC読み取り機能は、Apple Payにとどまらずさまざまな場面で活用できます。背景読み取り対応機種ならアプリも不要で、生活の自動化や効率化に大きく貢献してくれるはず。ぜひ一度、身の回りにNFCタグを取り入れて、iPhoneライフをさらに便利にアップデートしてみてください。



