Galaxyスマートフォンにおける連写機能とは
Galaxyシリーズのスマートフォンには、標準のカメラアプリに「連写機能(バーストショット)」が搭載されています。これは、シャッターボタンを長押しすることで1秒間に複数の写真を連続で撮影できる機能で、動きのある被写体やベストショットを狙いたい場面で有効です。
例えばスポーツ観戦中の選手の動き、動物のジャンプ、子供の笑顔など、シャッターチャンスが一瞬で過ぎる状況でも連写を使うことで複数の写真を確保できます。
Galaxy端末の連写対応状況と仕様
連写機能はGalaxyの多くのモデル(Galaxy Sシリーズ、Noteシリーズ、Aシリーズなど)で利用可能ですが、機種やOSバージョン(One UI)によって動作や呼び名、保存方法に違いがあります。
代表的な仕様例
- Galaxy S23 Ultra:最大毎秒30枚の連写が可能
- Galaxy A53 5G:連写速度はやや抑えめで、保存上限あり
- Galaxy Z Foldシリーズ:バーストショットとAIフレーム分析を併用可能(機種により異なる)
いずれのモデルでも、シャッターボタンの長押しで連写モードに入ります。
連写撮影の操作方法
One UI 3.0以降のGalaxy機種の場合
カメラアプリでの連写操作は以下の手順で行います。
- カメラアプリを起動
- 写真モードに切り替える
- シャッターボタンを下方向にスライドしながら長押し
単なる長押しでは動画撮影モードになるため、正しい操作は「スライド長押し」です。
One UI 2.x以前の機種の場合
旧モデルでは、シャッターボタンの長押しのみで連写が可能です。
撮影された連写データの保存形式と上限
連写で撮影された画像は、ギャラリーでは1つの束としてまとめて表示され、選択して個別保存や削除ができます。
保存形式
- 一連の連写写真は「連写X枚」としてまとめて保存
- 個別に選択して静止画として保存可能
保存枚数の上限
- 機種により異なるが、一般的に1連写で最大100枚前後
- 内部ストレージの空き容量によって制限される
連写で撮影した画像の確認と個別保存方法
Galaxyのギャラリーアプリでは、連写画像を次の手順で確認・保存できます。
- ギャラリーを開く
- 連写画像をタップ(「バースト撮影」と表示)
- 画面下部にスライド表示されるサムネイルからベストショットを選択
- 「保存」をタップして静止画として保存
保存された画像は通常の静止画と同様に扱われます。
連写モードでの注意点
1. 動画との操作混同
One UI 3以降では、シャッターボタンの単なる長押しは動画撮影の起動になるため、連写したい場合は「下方向へのスライド長押し」が必要です。
2. HDRや夜景モードとの併用不可
連写モードは一部のモード(HDR自動、高速シャッター、夜景モードなど)と同時に使用できない場合があります。
3. 連写中の画像処理負荷
連写中は端末の処理負荷が一時的に高くなるため、動作が遅く感じる場合があります。また、バッテリー消費も通常より大きくなります。
Galaxyのカメラ設定で連写を有効にする方法
One UIのバージョンによっては、カメラ設定から連写の挙動を変更できる場合があります。
- 「カメラ」アプリ → 設定(歯車アイコン)
- 「シャッターボタンを長押し」の項目を開く
- 「写真を連写」または「動画を撮影」から選択
この設定を「写真を連写」に変更すれば、シャッターボタンの長押しのみで連写が開始されるようになります。
まとめ
Galaxyスマートフォンの連写機能は、動きのある被写体や複数の瞬間を押さえたいときに便利な機能です。シャッターボタンの操作方法やOne UIのバージョンに応じて連写の仕様は異なりますが、保存・選択・削除が直感的に行えるのもGalaxyの特徴です。カメラ設定から連写優先に変更すれば操作も簡易化されるため、活用することで撮影の幅が広がります。