MacBookに搭載されているカメラの基本仕様
MacBookにはフロントカメラ(FaceTimeカメラ)が標準で内蔵されており、主にビデオ通話や写真撮影、顔認証などに使用されます。モデルによって解像度が異なりますが、以下の仕様が一般的です。
- MacBook Air(M1以前):720p HDカメラ
- MacBook Air(M2以降):1080p HDカメラ
- MacBook Pro(2021年モデル以降):1080p HDカメラ
1080pカメラは従来の720pに比べて画質が大幅に向上し、暗所でのパフォーマンスも改善されています。
カメラを使用する主なアプリケーション
MacBookのカメラは、macOSに標準搭載されている以下のアプリで利用できます。
- FaceTime:Apple純正のビデオ通話アプリ
- ZoomやGoogle Meet:外部アプリでも自動的にカメラが連携
- Photo Booth:静止画・動画の撮影が可能
- QuickTime Player:カメラ録画機能付きのメディアアプリ
これらのアプリでは、起動と同時に自動でカメラがONになります。
カメラの設定と許可を確認する方法
macOSでは、プライバシー保護の観点からアプリごとにカメラの使用許可を設定できます。以下の手順で確認・変更が可能です。
- 「システム設定」を開く
- 左側メニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「カメラ」をクリック
- 使用を許可するアプリにチェックを入れる
許可がないアプリはカメラを起動できません。
カメラが映らない・使えないときの対処法
MacBookでカメラが動作しない場合、以下の原因が考えられます。
1. アプリのアクセス許可がオフ
前述の「プライバシーとセキュリティ」で確認し、該当アプリにチェックが入っているか確認します。
2. 他のアプリがカメラを使用中
macOSはカメラの同時使用を制限しています。すでに使用中のアプリを終了してから再試行してください。
3. macOSの不具合
一度Macを再起動することで問題が解消することがあります。それでも解決しない場合、以下の手順も有効です。
- 「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力してEntersudo killall VDCAssistant
- 管理者パスワードを入力
この操作により、カメラ制御プロセスがリセットされます。
外付けカメラを使う場合の注意点
MacBookに外付けWebカメラを接続することも可能です。以下の点に注意してください。
- USBポートが必要(USB-Cのみのモデルではハブが必要)
- ドライバ不要のUVC(USB Video Class)対応製品がおすすめ
- 設定で外付けカメラを明示的に選択する必要あり(Zoom等のアプリ設定)
LEDランプでカメラ動作状況を確認する
MacBookのカメラは動作中に緑色のLEDインジケーターが点灯します。このインジケーターが点いていない場合、カメラはオフの状態です。macOSではこのランプをOSレベルで制御しており、任意のアプリが点灯なしにカメラを動作させることはできません。
セキュリティ上のカメラ使用対策
以下の対策を実施することで、不正なカメラ使用を防げます。
- 使っていないときはカメラカバーを設置
- 不明なアプリにカメラ使用許可を与えない
- 定期的にアクセス権を見直す
まとめ:MacBookのカメラ機能を安全かつ便利に活用するには
MacBookのカメラは、ビデオ通話やオンライン会議において非常に重要な機能です。モデルによって画質は異なるものの、基本的な使い方は共通しています。設定を見直し、必要に応じて外付けカメラを使うことで、用途に応じた最適な運用が可能になります。また、セキュリティ対策としてアクセス制限や物理的なカバーを導入することも忘れずに行いましょう。
 
  
  
  
  
