Logicool G610とは
Logicool G610は、ロジクール(Logicool)が販売しているメカニカルゲーミングキーボードです。日本国内では「Logicool」ブランドで展開され、海外では「Logitech G610」として販売されています。本製品はゲーマー向けに設計されており、Cherry MXスイッチを搭載している点が大きな特徴です。
搭載スイッチの種類
Logicool G610には、Cherry MX Red(赤軸)とCherry MX Brown(茶軸)の2種類が存在します。赤軸はリニアタイプで軽い押下感が特徴であり、ゲーム操作に適しています。一方、茶軸は軽いクリック感を伴い、タイピング用途にも向いています。どちらも耐久性は5,000万回のキーストロークとされており、長期間の使用に耐えられる設計です。
デザインと外観
G610はシンプルで無駄のないデザインが採用されています。フルサイズの日本語配列モデルが販売されており、テンキーも搭載されています。LEDバックライトはホワイト単色で、キーごとの明るさをカスタマイズすることが可能です。RGB対応ではありませんが、落ち着いたデザインを好むユーザーに適しています。
機能面の特徴
- 専用メディアコントロールキー搭載(音量調整ホイール、再生・停止・スキップボタンなど)
- 全キーアンチゴーストおよび26キー同時押し対応
- Logicool Gaming Softwareに対応し、キーのカスタマイズやマクロ設定が可能
接続方式と対応OS
Logicool G610はUSB有線接続方式を採用しています。無線接続には対応していません。対応OSはWindows 7以降となっており、Mac OSでの動作については公式には保証されていません。
発売時期と価格
Logicool G610は2016年頃に発売されました。現在は生産終了となっており、国内の正規販売は行われていません。中古市場や一部の並行輸入品として流通している場合があります。発売当時の価格帯は1万円台後半〜2万円前後でした。中古価格は状態によって異なりますが、1万円前後で取引されることが多いとされています。
競合製品との比較
同時期に販売されていた競合製品としては、Corsair K70シリーズやSteelSeries Apexシリーズなどが挙げられます。G610はRGB非対応ながら、Cherry MXスイッチの採用と堅実なデザインにより、長時間のゲーミングやタイピング用途に強みを持っていました。
メリットとデメリット
メリット:
- Cherry MXスイッチ搭載による高い信頼性
- シンプルで落ち着いたデザイン
- 専用メディアキーやホイールによる利便性
デメリット:
- RGB非対応(ホワイトLEDのみ)
- 現在は生産終了しており入手困難
- USBパススルーポート非搭載
まとめ
Logicool G610は、シンプルな外観と信頼性の高いCherry MXスイッチを採用したゲーミングキーボードです。現在は生産終了となっていますが、中古市場で根強い人気を持ち続けています。RGBライトを重視しないユーザーや、耐久性と安定性を求めるユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。

