Galaxyスマホにおける時計表示の形式について
SamsungのGalaxyスマートフォンでは、時刻の表示形式を「12時間制」と「24時間制」のどちらにも設定可能です。初期状態では12時間表示(AM/PM)が採用されているケースが多いですが、ユーザーの好みに応じて24時間表示(いわゆる軍用時間)へ変更することができます。
24時間表示に設定することで、「午後6時」を「18:00」と表示できるようになり、視覚的にわかりやすくなる点や、国際的な時間表記との整合性が取れるメリットがあります。
時計を24時間表示に切り替える設定手順
Galaxyスマートフォンで時計の表示形式を24時間に変更するには、以下の手順に従ってください。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般管理」→「日付と時刻」を選択
- 「24時間形式で表示」のスイッチをオンにする
設定が完了すると、ステータスバー、ロック画面、ウィジェット、通知パネル、アプリ内の時刻表記などが24時間制に変更されます。
この設定は即時反映され、端末を再起動する必要はありません。
24時間表示が適用される主な画面とアプリ
24時間形式に設定した場合、以下の場所に反映されます。
- ステータスバー:画面上部に表示される時刻が24時間表記になる
- ロック画面:スリープ解除時に表示される時刻
- 時計アプリ:アラーム・世界時計・タイマー・ストップウォッチなど
- カレンダーアプリ:予定の時間帯表示
- 通知パネル:メッセージやアラームの通知時刻
なお、個別アプリが独自の時刻表示設定を持っている場合は、そちらの設定が優先されることもあります。
24時間表示に設定できない場合の対処法
稀に、「24時間形式で表示」の設定が表示されない、あるいは変更しても反映されないケースがあります。その場合、以下の点を確認してください。
- 地域設定が影響している:一部の国や地域設定では、24時間制がデフォルトで有効または無効になっていることがあるため、「設定」→「一般管理」→「言語と地域」から「日本」などの設定に変更する
- OSが最新でない:「設定」→「ソフトウェア更新」→「更新を確認」から最新バージョンへアップデート
- 一時的な不具合:端末の再起動やキャッシュのクリアで改善する可能性あり
また、企業向けのMDM制限などがある場合、ユーザー側で時刻設定を変更できないことがあります。
Galaxy Watchとの連携と24時間表示の設定
Galaxyスマートフォンと連携して使用されるGalaxy Watchでも、24時間表示への切り替えが可能です。Galaxy Watchの表示形式はスマートフォン側の設定と同期されるため、スマートフォンを24時間表示に設定すれば、基本的にウォッチ側も同様に変更されます。
Galaxy Watch単体で設定を変更するには以下の手順を実行します。
- Galaxy Watchのホーム画面で「設定」アプリを開く
- 「一般」→「日付と時刻」→「24時間制を使用」
この設定により、ウォッチフェイス上の時刻も24時間表記に切り替わります。
アラームやカレンダーでの影響
24時間制に変更しても、アラームやカレンダー機能の動作に支障はありません。ただし、AM/PMに慣れているユーザーにとっては、最初は戸惑う可能性があるため、以下の点を意識すると混乱を避けやすくなります。
- 12:00=正午、0:00=深夜であることを理解しておく
- アラーム設定時に24時間制が有効か確認してから設定を行う
- カレンダー予定の時間入力も24時間制で行われる点を認識しておく
まとめ
Galaxyスマートフォンでの24時間表示への切り替えは、「設定」→「一般管理」→「日付と時刻」から簡単に行えます。24時間表記は視認性が高く、ビジネスやスケジュール管理に適しており、多くの場面で利便性を向上させる設定です。
端末によっては設定項目が表示されないこともありますが、地域設定やソフトウェアアップデートを確認することで、多くの場合は解決できます。時計表示を24時間制にしたい方は、ぜひ本記事の手順を参考に設定を見直してみてください。

