Xperiaに初期搭載されているアプリの概要
Xperiaスマートフォンには、出荷時点で複数のアプリがプリインストールされています。これらにはSony独自のアプリのほか、Googleやキャリア(NTTドコモ・au・SoftBankなど)が提供するアプリも含まれます。一部はユーザーにとって有用ですが、中には使用しないアプリも存在し、ストレージ容量やバッテリーの消費につながる場合があります。
削除・無効化できる不要アプリ一覧(Xperia共通)
以下は、Xperiaスマートフォンに搭載されているアプリの中で、一般的に「不要」とされることが多く、削除または無効化が可能な代表的なアプリ一覧です(2025年7月時点の国内モデルを基に構成)。
Sony関連のプリインストールアプリ
- Music(使用しない場合)
- 3Dクリエーター
- ARエフェクト
- Game Enhancer(ゲームをしないユーザーにとって)
- What’s New(現在はサービス終了)
Google関連のアプリ(重複用途がある場合)
- Google One(有料サービス利用しない場合)
- Google TV(別アプリで動画視聴している場合)
- Google News(使用していなければ無効化可能)
キャリア提供アプリ(ドコモ・au・SoftBank等)
- +メッセージ(他のSMSアプリで代用可)
- キャリア決済系アプリ(使用していない場合)
- dマーケット系アプリ群(dショッピング、dゲームなど)
- My au / My SoftBank(MVNO利用時は不要)
- 各種迷惑電話対策アプリ(別途設定済みの場合)
その他の一般的な不要アプリ
- Facebook(プリインストールされている場合)
- LinkedIn(業務利用していない場合)
- Netflix(未契約の場合)
これらのアプリは、Xperiaのモデルやキャリアにより異なる場合があります。すべての端末で同一とは限らないため、個別に確認が必要です。
削除と無効化の違い
Xperiaでプリインストールアプリを整理する場合、「削除(アンインストール)」と「無効化」の2つの方法があります。
- 削除:アプリが完全に端末から取り除かれる。再インストールはGoogle Playから可能(対応している場合)。
- 無効化:アプリの実行と更新を停止。ストレージに残るが、アイコン非表示になり動作しない。
プリインストールアプリの多くは、削除ができず無効化のみ対応可能です。
アプリの無効化・削除方法
Xperiaで不要なアプリを無効化または削除する手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリと通知」>「アプリ情報」または「すべてのアプリを表示」を選択
- 対象アプリをタップ
- 「無効にする」または「アンインストール」を選択
- 確認画面で「OK」を選択
なお、「無効にする」が表示されない場合、そのアプリは無効化できないシステムアプリの可能性があります。
無効化してはいけないアプリの注意点
一部のアプリはシステムの動作に関係しており、無効化することで不具合や操作不能になる恐れがあります。以下のようなアプリは無効化・削除しないよう注意してください。
- Google Play開発者サービス
- Googleサービスフレームワーク
- 設定
- 電話、メッセージ、連絡先(標準アプリ)
- AndroidシステムWebView
これらを無効化すると、他のアプリの正常動作にも影響を与えることがあります。
ストレージ・バッテリー最適化の効果
不要アプリを整理することで、以下のようなメリットがあります。
- ストレージ容量の確保(最大数GBの削減)
- バックグラウンド動作の制限によるバッテリー節約
- 通知の減少によるユーザー体験向上
特にミッドレンジモデルや旧型Xperiaでは、体感的な動作改善が見られる場合もあります。
まとめ
Xperiaに搭載されているプリインストールアプリの中には、使用しないまま放置されているものが多数存在します。安全に無効化または削除できるアプリを見極めて整理することで、ストレージやバッテリーの最適化が可能です。ただし、システムに関わる重要なアプリは削除・無効化しないよう十分に注意し、作業前には必要に応じてバックアップを取ることが推奨されます。
 
  
  
  
  

