Xperia Ace IIIとは?
Xperia Ace IIIは、ソニーが2022年6月に発売したエントリーモデルのスマートフォンです。コンパクトなサイズ感と手頃な価格帯が特徴で、スマホ初心者やライトユーザーを中心に人気を集めています。本記事では、Xperia Ace IIIのスペックを中心に、特徴や対応機能について詳しく解説します。
本体サイズとデザイン
Xperia Ace IIIは、約140mmという小型サイズと持ちやすいラウンド形状を採用しています。片手での操作がしやすく、ポケットにもすっきり収まる設計です。背面素材にはマット仕上げの樹脂を採用しており、指紋が付きにくく滑りにくいのも特徴です。
- 高さ:約140mm
- 幅:約69mm
- 厚さ:約8.9mm
- 重さ:約162g
ディスプレイ性能
5.5インチのHD+液晶ディスプレイ(解像度:1,496 x 720)を搭載。HDRや高リフレッシュレートには対応していませんが、一般的なSNSや動画視聴、ブラウジングには十分な視認性があります。
プロセッサー(SoC)とメモリ構成
Xperia Ace IIIには、Qualcomm Snapdragon 480 5Gを搭載しています。ミドルレンジの中でも控えめな性能ですが、5G通信に対応しており、日常的な操作(LINE、YouTube、ブラウザなど)においては問題なく動作します。
- CPU:Qualcomm Snapdragon 480 5G
- RAM:4GB
- ROM(ストレージ):64GB(microSDXC最大1TB対応)
カメラ性能
アウトカメラはシングルレンズで1,300万画素、インカメラは500万画素となっています。高度な撮影機能や望遠・広角レンズなどは搭載されていませんが、日常的なスナップ写真の撮影には十分対応できます。
- アウトカメラ:1,300万画素(F値2.0)
- インカメラ:500万画素
- 動画撮影:フルHD(1080p)対応
バッテリー容量と充電性能
4,500mAhの大容量バッテリーを搭載しており、省電力なSoCとの組み合わせにより長時間駆動が可能です。1回のフル充電で1日以上持続することもあり、外出先でも安心して使用できます。
- バッテリー容量:4,500mAh
- 充電端子:USB Type-C
- 急速充電:対応(USB PD)
OSとアップデート状況
Xperia Ace IIIは発売時点でAndroid 12を搭載しています。発売後にAndroid 13へのアップデートが配信されましたが、それ以降のアップデートについては2025年7月時点で「不明」となっています。
通信機能と対応バンド
5G通信に対応している点は、本機種の大きな特徴のひとつです。対応バンドも広く、日本国内の主要キャリアでの利用に適しています。ただし、ミリ波(5Gの超高速通信)には非対応です。
- 5G:Sub6対応
- 4G LTE:広帯域対応
- Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth:5.1
防水・防塵・耐衝撃性能
IP68の防水・防塵性能を備えており、日常生活における水濡れや粉塵からの保護が可能です。また、Corning Gorilla Glass Victusを前面に採用しており、ディスプレイの耐傷性も向上しています。
- 防水・防塵:IP68
- ガラス素材:Gorilla Glass Victus
その他の機能
以下のような便利機能も搭載されています。
- 指紋認証(電源ボタン一体型)
- 顔認証:非対応
- おサイフケータイ:対応(FeliCa搭載)
- イヤホンジャック:搭載
まとめ
Xperia Ace IIIは、コンパクトサイズでありながらも必要十分なスペックを備えたスマートフォンです。5G通信、防水・防塵、指紋認証、おサイフケータイ対応など、日本のユーザーにとって使いやすい機能が集約されています。スマホ初心者やシニア層、サブ端末を探している方にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
