MacBookにマウスを接続した後にできる設定とは?
MacBookはトラックパッドを標準搭載していますが、BluetoothやUSB接続によって外部マウスも利用可能です。Apple純正のMagic Mouseだけでなく、Logicoolなどのサードパーティ製マウスにも対応しており、それぞれに対して細かい設定が可能です。
マウスを接続後は、システム設定から操作感や機能をカスタマイズできます。この記事では、macOS(Ventura以降)を前提に、マウスの各種設定手順を解説します。
マウスの接続方法(前提確認)
まず、マウスがMacBookに正しく接続されていることが前提です。以下のいずれかの方法で接続します:
- Bluetoothマウス:「システム設定」→「Bluetooth」→ ペアリング
- USBマウス:USB-Cポートまたは変換アダプター経由で接続
接続が完了すると、自動的にマウスが認識され、カーソル操作が可能になります。
基本的なマウス設定の手順
マウスの動作設定は以下の手順で行えます:
- 「システム設定」を開く
- 「マウス」を選択
- 以下の項目を必要に応じて調整
- ポインタの移動速度:カーソルの動きを速くまたは遅くする
- スクロール方向(ナチュラル):オンにするとトラックパッドと同じ感覚に
- クリックの速度(Magic Mouse):クリックに必要な圧力の強さを調整
- スマートズーム:ダブルタップで拡大・縮小を有効化(Magic Mouse)
右クリックの設定方法
右クリックはマウスの種類によって設定方法が異なります。
- Magic Mouse:「マウス」設定内で「副ボタンのクリック」をオンにする
- サードパーティ製マウス:通常は右クリック機能が標準対応しており、追加設定不要
アプリケーションやFinder上で右クリックが有効か確認し、動作しない場合は再接続を試みてください。
スクロールの方向を変更するには
Macでは、トラックパッドやマウスのスクロール方向が「ナチュラル」(スマートフォンと同様)に設定されています。Windowsから移行したユーザーは、逆方向に感じることがあります。
変更方法:
- 「システム設定」→「マウス」
- 「スクロールの方向:ナチュラル」のチェックを外す
これにより、スクロールの方向がWindowsに近い動作になります。
マウスのボタンに機能を割り当てるには
Magic Mouseには追加ボタンはありませんが、サードパーティ製のマルチボタンマウスでは、ボタンへの機能割り当てが可能です。
- 方法1:製造元が提供するユーティリティソフトを使用(例:Logi Options+、SteerMouse)
- 方法2:macOSの「アクセシビリティ」→「ポインタコントロール」から一部割り当て
これにより、ショートカット起動やMission Control、アプリ切り替えなどをボタンに割り当てることができます。
トラブル発生時の確認ポイント
マウスが反応しない・設定が保存されない場合は以下を確認してください:
- Bluetoothがオンになっているか
- バッテリー残量またはUSB接続状態
- macOSの最新アップデートが適用されているか
- システム設定の「セキュリティとプライバシー」でマウス制御が許可されているか
サードパーティ製ユーティリティとの干渉も稀にあるため、競合が疑われる場合は一時的に無効化して検証します。
マウス設定をトラックパッドと使い分ける
MacBookでは、マウスとトラックパッドを同時に使うことができます。用途によって操作を切り替えることで、柔軟な作業スタイルが実現できます。
設定例:
- 外部ディスプレイ使用時はマウスを使い、自宅ではトラックパッド
- トラックパッドを無効にしたい場合:「アクセシビリティ」→「ポインタコントロール」で無効化
まとめ:MacBookのマウス設定は柔軟にカスタマイズ可能
MacBookでは、Magic Mouseや各種Bluetooth・USBマウスを接続し、macOSのシステム設定から直感的にカスタマイズすることが可能です。スクロール方向やカーソル速度、右クリック機能、ボタン割り当てなど、用途に応じた調整を行うことで作業効率が向上します。
特にWindowsからの移行ユーザーにとっては、スクロールやクリック設定を変更することで違和感を軽減できます。自分の使い方に最適な設定を見つけ、快適なMacBook操作環境を構築しましょう。

