AirPodsの調整機能とは?
AirPodsはAppleが提供する完全ワイヤレスイヤホンで、音量、ノイズキャンセリング、装着検知、操作設定など複数の調整が可能です。これらの調整は、使用するAirPodsのモデルやiOSデバイスのバージョンによって若干異なりますが、基本的な操作はiPhoneやiPadなどのAppleデバイスを介して行われます。
音量の調整方法
1. デバイス本体で調整
AirPods本体には音量ボタンがないため、iPhoneやApple Watchなどの接続デバイスから音量を調整します。
- iPhoneの側面にある音量ボタンを押す
- 「コントロールセンター」からスライダーで調整
- Siriに「音量を上げて」と話しかけて変更
2. AirPods Pro(第2世代)以降のタッチ操作
AirPods Pro(第2世代)以降のモデルでは、ステム(棒状の部分)を上下にスワイプすることで音量調整が可能です。
ノイズキャンセリングや外部音取り込みの調整
AirPods ProおよびAirPods Maxでは、ノイズコントロール機能の切り替えが可能です。以下の方法で操作できます。
- AirPods Pro:ステムを長押しで切り替え
- AirPods Max:ノイズコントロールボタンで切り替え
- iPhoneの設定 → Bluetooth → 接続中のAirPods名をタップ → 「ノイズコントロール」から設定
感度や操作の調整方法
1. タップ・押し操作の変更
iOSの「設定」→「Bluetooth」→AirPods名をタップすることで、以下のような設定が可能です:
- 左右それぞれの操作内容(再生/一時停止、曲送り、Siri起動など)
- ノイズキャンセリングの切り替えモード
2. 自動耳検出の設定
AirPodsを耳に装着すると自動的に音楽が再生され、外すと一時停止する「自動耳検出」は、設定でオン・オフの切り替えが可能です。
- 「設定」→「Bluetooth」→AirPodsを選択→「自動耳検出」をオン/オフ
イコライザ(EQ)設定の調整
AirPods単体での詳細なイコライザ設定はできませんが、Apple Music使用時にはプリセットのEQが適用可能です。
- 「設定」→「ミュージック」→「イコライザ」から選択(例:Bass Booster、Treble Reducerなど)
また、iOSの「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「ヘッドフォン調整」から、音声の明瞭度やバランスも微調整できます。
左右の音量バランスの調整
聴覚の左右差や片耳の不調に対応するため、左右の音量バランスも以下の手順で調整できます:
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「バランス」スライダーを調整
AirPodsのマイク設定の調整
AirPodsには左右どちらにもマイクが内蔵されており、通常は自動で最適な側が使用されますが、設定で固定可能です。
- 「設定」→「Bluetooth」→AirPods名→「マイク」→「自動」「常に左」「常に右」から選択
空間オーディオの設定(対応機種のみ)
AirPods Pro(第1世代以降)、AirPods Max、AirPods(第3世代)は空間オーディオ機能に対応しています。以下の手順で有効にできます。
- 「設定」→「Bluetooth」→AirPods名→「空間オーディオをテスト」
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「AirPods」→「ヘッドトラッキング」や「固定」に切り替え
まとめ
AirPodsは、音量調整、ノイズコントロール、操作設定、左右バランス、空間オーディオなど、細かく調整可能な機能が数多く搭載されています。使用するモデルやiOSバージョンによって設定項目が異なるため、まずは自分のデバイスがどの機能に対応しているかを確認することが重要です。Bluetooth設定やアクセシビリティ機能を活用することで、より快適にAirPodsを使いこなすことができます。

