AirPodsのイヤーチップとは何か
AirPodsのうち、Proシリーズに採用されている「イヤーチップ（イヤーピース）」は、耳の穴にフィットさせることで遮音性を高めるパーツです。素材は柔らかいシリコンで、外部の音を遮断しながら音漏れを防ぐ役割があります。
AirPods Pro（第1世代および第2世代）には、S/M/Lの3サイズのイヤーチップが同梱されており、自分の耳のサイズに合わせて交換可能です。AirPods（第3世代）やAirPods（第2世代）にはイヤーチップは存在せず、オープン型のイヤホン構造となっています。
AirPods Proのイヤーチップの付け方（取り付け方法）
AirPods Proのイヤーチップは簡単に着脱できる構造になっていますが、正しく取り付けなければフィット感やノイズキャンセリングの効果に悪影響が出ることがあります。以下は正しい取り付け手順です。
- 新しいイヤーチップを用意する（Apple純正を推奨）
- AirPods Pro本体のノズル部分を確認
- イヤーチップの楕円形の根本を、カチッと音がするまで押し込む
- 取り付けた後、軽く回して外れないことを確認
差し込みが不十分だと、装着中にチップが耳の中で外れる可能性があるため、しっかりと装着することが重要です。
イヤーチップの取り外し方
既存のイヤーチップを取り外す際は、以下の手順を守ることで破損を防げます。
- イヤーチップの根本をしっかり持つ
- 真っすぐ引き抜くように力を加える
- 無理にねじったり引っ張ったりしない
純正のイヤーチップは耐久性が高く作られていますが、長期間使用していると素材が劣化するため、必要に応じて交換を検討してください。
イヤーチップのサイズ選びとフィット感の確認方法
AirPods Proでは、iPhoneと連携してイヤーチップの装着状態を確認する機能があります。以下の手順で確認可能です。
- AirPods Proを装着した状態でiPhoneの「設定」→「Bluetooth」へ
- AirPods Proの横にある「i」ボタンをタップ
- 「イヤーチップ装着状態テスト」を選択
- 音楽が再生され、最適な密閉状態かどうかを判断
左右で異なるサイズを使用しても問題ありません。快適な装着感と音質が得られるサイズを選ぶことが最も重要です。
純正と非純正イヤーチップの違い
Apple純正のイヤーチップは、ノイズキャンセリングや音質に最適化されて設計されています。一方、サードパーティ製のイヤーチップも販売されていますが、以下のような違いがあります。
- 純正：Apple公式の検査基準を満たしており、フィット・音質ともに安定
- 非純正：ウレタン素材や遮音重視型など選択肢が多いが、取り付けが緩いこともある
非純正品を使う際は、装着状態や音質の変化をよく確認し、必要であれば純正に戻す判断も重要です。
イヤーチップの清掃と交換時期
AirPods Proのイヤーチップは、耳垢や皮脂で汚れやすいため、定期的な清掃が推奨されます。
- 外して水で洗える（純正シリコンチップのみ）
- 完全に乾かしてから再装着する
- ウレタン製チップは水洗い不可の製品が多い
長期間使用するとフィット感や遮音性が落ちるため、半年〜1年ごとに交換するのが一般的です（使用頻度により異なる）。
付け方に関するよくあるトラブルと対処法
イヤーチップの取り付けや使用に関して、以下のようなトラブルが報告されています。
- チップが耳から抜けにくい：サイズが大きすぎるため、MやSに変更
- 装着してもノイズキャンセリングが効かない：密閉状態が不十分、チップの交換やテストを推奨
- 使用中に外れてしまう：しっかり奥まで押し込まれていない可能性
いずれも正しいサイズ選びと着脱手順の理解で解消できることが多いため、トラブルが生じた際はまず装着状態の見直しを行いましょう。
まとめ：AirPodsのイヤーチップは正しい装着とサイズ選びが重要
AirPods Proのイヤーチップは、ノイズキャンセリングや音質、快適性に大きな影響を与える重要なパーツです。正しい付け方で装着し、自分の耳に合ったサイズを選ぶことで、本来の性能を最大限に引き出すことができます。
純正品の使用が基本ですが、装着感を追求するならウレタン製のサードパーティ製品も選択肢に入ります。装着のズレや密閉不良が気になる場合は、装着テストや交換を試みましょう。
